実は僕、「海底二万マイル」読んでない [日々聴く音楽]

Sapiens- chapitre 1/3 : Exordium / JPL / 2020
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むむぅ、JPLがこうなるとは予想していませんでした。
いやぁ参ったな。このアルバム凄く良いです。

あー、そういやNEMOの新しいのが出ないなぁ…って思っていたのですが
なんならJean Pierre Louvetonは
NEMOじゃなくてこっちメインでやって行くつもりなのかしら?
それほどにバッツリ1本筋の通ったアルバムで、
実に堂々たるシンフォプログレの快作だぞこりゃ。

器用にベクトルを拡散させつつも
根っ子の部分で王道のロックスタイルを貫くギタリストですし、
また音的にエコーデッドなサウンドプロダクションを好む人なので
聴感では剛直な印象が先行しますが、
各曲のアレンジやアルバム全体の構成は相当細やかに練り込まれています。
そして適所に配された演奏陣にはNEMOの2人も名を連ねており、
これにはなんだか妙にホッとしたりして。



早弾きで耳を惹かずとも、グイグイ聴き手を引っ張るギターソロ導入部。
実にエゴイスティックでカッコイイじゃないですか。

本作のタイトルには〝1/3”とありますからきっと3部作なんでしょう。
まぁこれ、続きが楽しみですね。



さて一方のNEMOでありますが全く何もしていなかっという訳ではなく、
'18年に2ndアルバム〝Presages”('03)の再録音盤を出しています。
そして同年、〝Presages 2018”の少し前に

Pieces de Collection / NEMO
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こんなのがデータオンリーで出ています。
まぁ言うても基本過去曲の寄せ集めでありますが
結構面白いのが幾つか混じっております。

1.La Machine a Remonter le Temps
2....et la vie Continue
'10年にリリースされた編集(ベスト?)盤に収録された当時の新曲。
2曲目のインストゥルメンタルが相当僕好みなのです。

3.Touche-Coule
'06年シングル〝Les Enfants Rois”にカップリングされたアルバム未収録曲。
因みに表題曲は翌'07年発表のアルバム〝Si Partie II”からの先行カット。

4.Diary of a Madman
これも3.と同じくシングル〝Les Enfants Rois”より。
ご存じOzzy Osbourneのアレ。まぁ、大概意外ですよね。
このバンドのカバーは選曲の癖が強くて正直良く分からい感がありますw

5.Strawberry Fields Forever
'04年に出たEP〝Eve et le Genie du Mal”に収録。
残念ながらメロトロンは鳴りませぬ。
えーと、本作4.~8.迄はカバーセクションです。

6.Incident at Neshabur
僕はSantanaとかあんまり(殆ど)聴かないからなぁ。
あ、〝Abraxas”('70)は一応聴いたことありますよ。
聴いたことはある、程度ですが(苦笑)。
-で、これは完全新規お目見(耳聴こ)えだと思われます。

7.Rat Bat Blue
DEEP PURPLEでこれを演るってのは
玄人好みな感じを出したかったのでしょうかね?
僕が子供の頃はこの辺、あんまり面白いと思わなかったので
未だにその印象のままなのです。

8.Ten Years Gone
そして僕はLED ZEPPELINについて何かを語ることが出来ません。
下手なこと書くとマニアが怖いし。あ、DEEP PURPLEもか。

9.Six Pieds Sous Terre
10.Entre Deux Eaux
11.Sans Voix
MUSEA RECORDSが企画したオムニバス盤〝Divine Comedy”の
Part 1.から3.にそれぞれ収録された曲。
〝Rat Bat Blue”以下の5曲は
'15年にリリースされたアルバム〝Coma”のボーナスディスクと同内容です。

と、細かいヤツがまとめて聴けるので結構便利なアーカイブ集であります。
んー、そこはかとない尻切れ感。
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