国の混迷は極まるも [日々聴く音楽]



来たよコレ!
先に公開された“Belly of the Beast”や
“Death by Design”って曲も物凄くカッコ良かったけれど
こういう楽曲スタイルも実にBrian Tatlerらしくて
僕の脳味噌がビリビリ痺れるわ。
いずれにせよこのバンドは(SATANと並んで)
間違いなく今がキャリアのピークだと思います。

うー、各店続々と入荷しちゃってるじゃん。
他のタイトルと一緒に注文しちゃったから
僕のトコにはまだ暫く届かねぇぞ…
重複るか?ダブるのか(苦笑)!?

The Coffin Train / DIAMOND HEAD / 2019

Coffin Train

Coffin Train

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Silver Lining Music
  • 発売日: 2019/05/24
  • メディア: CD





こちらも英国から新曲が続けざまに2曲。





実はやたらと技巧に優れた演奏なのにそれを感じさせず
聴き手の耳を刺激するのは圧倒的にキャッチーなメロディ、
というスタイルがどうやら完全に確立されたようです。
一聴した印象はオーソドックスでティピカルなのですが
僕はこういう曲を作れるハードロックバンドを
他にあんまり知りません。
具体的にどのバンドに似ているって例が思い浮かばないのよ。

もっとドカンと弾けて然るべきバンドだと思いつつ
変に話題になって世ズレてしまったら
それはそれでイヤなので、
まぁなかなか複雑な気分ではあります。

今回もアルバムのフィジカルリリースは自分達でやるのかな?
なにしろ出たら買うけどさ。



GW、中古でBLUE BLUD(BLUE BLOOD)の2ndを見つけたのに続き
先日TRESPASSの“Head”('93)を捕獲。
常に流行の一歩遅れで音楽性を変化させ、
結果長きに渡って低迷してきたSutcliffe兄弟ですが
どの時代の楽曲にもふと聴きたくなるような
不思議な魅力があります。

そして近年は初期のいなたいハードロック路線に回帰して
僕のようなおっさんを愉しませてくれています。



※上掲は'15年の再録音版です。

別にどうってことのない曲なのですけどねぇ。
なーんかつい聴いちゃうんだよね。



うーん、相変わらずどうにも文字量が少ないなぁ。
コメント(0) 
共通テーマ:音楽

ナポリタンあられ超うめぇ [新譜]

最近の日帰り出張は往路に新横浜で
おみやげを買ってしまうのが僕的トレンド。
美濃屋のあられセットが大のお気に入りなのだ、
という割とナニな話。



A Drop in the Ocean / LAST FLIGHT TO PLUTO / 2019
Drop In The Ocean

Drop In The Ocean

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: White Knight
  • 発売日: 2019/04/12
  • メディア: CD

おっ、このバンド名はちょっとイカスねぇ、
と思ってパっと手を出しちゃったのです。
他にはさしたる理由ナシ。ジャケットの絵は結構アレだし、
あぁ、コレ2枚目なんですか、ふ~ん、てなもんで。



えーと、この歌は僕の好みからは外れます。
しかしこれ即ち技巧ではなく味で聴かせるボーカルを
否定するものではありません。
過去エントリーを鑑みていただければお分かりの通り
僕はGary Barden大好きだし(笑)。
ただこの人の場合は第一印象で
スタイルがちょっと古臭くね?って感じてしまったのよ。
ほんと、印象でしかないので悪しからず。

んー、しかし。
じゃあなんでここにコレ書いてんのか?って話ですが、
ズバリ、ギターがとても良いのだな。
上掲映像、PRSでリードを取る方は勿論のこと
ストラトのカッティングトーンが実にカッコイイ。
考えてみれば今どきプログレ界隈でツインギターというのは
だいぶ珍しい気もいたします。
それと、これ鍵盤は全部客演なんですね。
そうなるとバンド本来のサウンドってどんなの?
という疑問もありつつ、
結局最初に耳に飛び込んでくるのが
ギターサウンド以外の何物でもないという事実の前では
大した問題ではないのかも…とも思います。
ややラウドなリズムセクションが前に出る場面もありますが
これは紛うかたなきブリティッシュギターバンドだよなぁ。

本作はプログレの傍流にあって鈍い輝きを放つ、
そんな感じのアルバムです。
あんまり期待していなかったのですが結構面白い1枚でした。
相変わらず褒めている感の薄い作文で申し訳ないです(苦笑)。



Hybrid Hymns / PROFESSOR TIP TOP / 2019
Hybrid Hymns

Hybrid Hymns

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Apollon Records
  • 発売日: 2019/02/22
  • メディア: CD

こちらはノルウェー産、
前作から引き続きのイカジャケットが印象的です。
些か間延びしたようなシンセサイザーサウンドが
深海/宇宙感を創出しますが
基本は緩めのサイケデリックポップ。



ビヨンビヨンとしたシンセが鳴らない曲はほぼ緊張感皆無で、
あ、いや、こういうのも僕、嫌いじゃないですよ。
単純にいい曲だし。

PINK FLOYDをポストロック方面から再構築しようとして
少しくあさっての方向に転んじゃった感じというのが
僕の下した結論ですが、念のために書いておきますとこれ、
褒めているんですからね。
なにしろバンドの個性という点で優れていると思うもの。

この独特の緩さは時と場合を選びますが
気分にハマればその効果は絶大です。



今日の2枚はそれぞれの方向性は違えど
ある種独特の個性が光るという点で共通します(凄ぇ適当w)。

…前回エントリーでMauro Paganiを聴いて
耳をリセットするって書いたのですが
うっかりEno,Moebius&Roedeliusを聴いてしまって、
なんか間違えた感を心に引き摺っているのが良くない気がする。
コメント(0) 
共通テーマ:音楽

引き続き無気力 [日々聴く音楽]

アカン、アカンでぇ(何故か関西弁)。
どうやらここ最近僕の耳はプログレでもメタルでもないみたいです。
先日なんの気なしにCD棚から取り出したのは
なんとJAMESとMOCK TURTLES…
ままま、マンチェスターもの!?と我ながら驚愕。
そもそもなんでそんな盤がうちのCD棚にささっているのか?
という根本的な疑問もありましょうが、いやぁ、
'90年代初頭の一時期ちょっと聴いていたのだ。
ここで出てくるのが
THE STONE ROSESやHAPPY MONDAYSじゃないのが
僕らしいといえば僕らしいかも知れません(苦笑)。

…しかし温い。圧倒的にヌルい。
これじゃ駄目だ!突貫っ!!



Larry LaLondeの不在は
楽曲を(捻くれ度の少ない)ややストレートなものにしましたが
カラカラとロールするドラムのサウンドは
昔日の面影を彷彿とさせます(演奏が巧すぎるけどねw)。
思っていたよりも全然ちゃんとPOSSESSEDしていて、
僕はちょっと感激しちゃったのです。
贅沢を言えばあと2、3曲カットして
もっと集中して聴けるアルバムにすればなお良かったと思います。
まぁ、久方振りのお目見えなので
力が入ってしまうのは仕方ないのですけどね。

-ふむ。これであとはMauro Pagani辺りを聴けば
丁度いい具合に耳がリセットされそうです。
我ながら無茶苦茶ですが。
ってなことで今日はこれで終わりです。
ここのところ作文が短いことは自覚しておりますですハイ。
コメント(0) 
共通テーマ:音楽

なんかヤル気出ねぇ(概ね平常通り) [日々聴く音楽]

DIVISION 2はDIVISION 2として(毎日ちみちみやってます)、
SNIPER ELITE V2 REMASTEREDってナニよ!?
やるやる、そんなんやるに決まってるわ!
単身敵地に潜入したカールフェアバーンが現地調達のゲヴェーア43で
ドイツ兵の睾丸…じゃなくて頭をバスバス撃ち抜いてやりますぞ。
V2ロケットの技術が東側へ流出する事はなんとしても阻止するのだ。
いい歳してなにを興奮してるんだか(苦笑)。



なにせ7年振りなのでいい塩梅に細部を忘れています。
だから再プレイとはいえ全然楽しめるでしょう。
まー狂ったように遊んだよねコレは。



ここ数日はYouTubeでTOY DOLLSの(公式)動画を好んで見ています。



果たしてギターソロの弾き方を
これほど懇切丁寧に教えてくれるパンクロッカーが
かつて存在しただろうか(反語)?
しかし昨日のエントリーに続いて
コレを掘り下げちゃうのはさすがにマズかろうと、
それくらいはいかな僕にも分かります。



-でも、他に書くことがないのです。

今はMichael Rotherの“Katzenmusik”('79)を
半ば呆けつつ聴いていますが、
今更僕がこの辺の人達についてなんか書いたところで…ねぇ。
なので全然関係ないヤツもう1個貼りつけて
今日は終わっちゃおうと思います。



基本盛り上げたいとは思いつつ
やっぱツインギターじゃないと駄目な気がするんですが、
どうなんでしょうねぇ。
コメント(0) 
共通テーマ:音楽

なんの話をしてるんだか [日々聴く音楽]

3月13日に書いたストラナの新しいヤツが我が家に到着。

Law of the Jungle / STRANA OFFICINA / 2019
Law Of The Jungle

Law Of The Jungle

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Jolly Roger Records
  • 発売日: 2019/04/26
  • メディア: CD

新曲メインながら今回も旧曲の再録音を含み、
やはりこれは純然たる新譜とは言い難いかもしれません。
しかし、今回が何度目の録音なのかもはや良く分からない
“Difendi la Fede”(英語版タイトル“Metal Brigade”)が
異常にハイテンションで凄くカッコイイのだ。
多分今までのどのバージョンより血沸き肉躍ります。

今般初めてイタリア語題の意味を調べてみましたが
あー、そうですか(笑)、と。いや別に勿体ぶる話でもないな。
ズバリ“Keep the Faith”ですって。
曲自体は“Defenders of the Faith”というよりは
“Rapid Fire”(あー、書いちゃったなぁw)なのですが、
まぁそんな細かいことはどうでもいいのですよこの際。

あぁ、えーと…新曲もいいですよ。

他、メタル方面はここ最近概ね国内盤ばかりで
あんまり書くことがないのです。
偽TANKの悪口とか誰も読みたくないでしょうし(苦笑)。



てな訳で毎度いつもの思いつき、
訳の分からない昔話をしてやろうかと。
ほら、なんかSMEJがYMO40周年っつってちょっと前から
わちゃわちゃ(失礼)やってるじゃないですか。
アレを横目で眺めつつ、
はて?俺の思うテクノポップってどんなんだっけ、と。

YMOが一世を風靡した当時僕は中学生。
まさにプログレ界につま先を突っ込むタイミングでしたから
そんなに入れ込む感じではありませんでしたが
FMラジオでテクノポップ特集とかやってれば
一通り聴くくらいの興味はあったのです。
KRAFTWERKと並ぶオンエア筆頭はMの“Pop Muzik”と
BUGGLESで…あー、あとDEVOか。
DEVOは僕、あんまり好きじゃなかったな。
そうした人気ミュージシャンに紛れてこれ↓



やそれ↓



がプログラムの尺を繋いでいたのです。
きっと選曲者の意図としては懐かしのオールディーズが
最先端ジャンルによる再解釈でお洒落に再生!
ってなところだと思われますが、
いやー、あんまりお洒落じゃないよなぁw

'81年には後者のアルバムにRobert Frippが客演しますが
僕がそれに気づくのはかなり後になってからのことです。
…しかしなんだ、ここのブログに
David Cunninghamのことを書く日が来るとはねぇ。
今時FLYING LIZARDSがテクノポップだなんて言ったら
皆笑うのでしょうけれど、当時はシーナ&ザ・ロケッツだって
テクノポップの括りだったんだぜ?

なんか取り留めなくなってきたので終わりますが、
僕の知っているテクノポップはこんなんですよ、と。
コメント(0) 
共通テーマ:音楽

マジでダラダラ過ごしてやった [日々聴く音楽]

実家の用事を片付けるための日帰り帰省と
学部の同期会(新宿だったので勿論CDも買うたった)、
そして御茶ノ水詣で。
あとは独り晩飯を食いに近所をぶらついたくらいで、
これはほぼなんにもしなかったと言って良いのではないかと。

家族のおみやげはいつもの通り太郎庵のお菓子と喜多方ラーメン。
太郎庵の「会津十楽」が新たなお気に入りとなりました。
また太りますねぇこりゃ。



Corporesano / CORPORESANO / 2019
cprsncprsn.jpg



これ、出たのは3月頃だったようですね。
4月頭のお出かけ時に買い忘れてしまって我が健忘に呆れつつ、
先日やっと購入しました。



上掲曲の中盤はリズムが一所懸命頑張っていますが、
基本畳みかけるような演奏技巧よりも
ゆったりと穏やかなメロディに寄ったスタイルです。
アナログな音色のシンセサイザーと
平べったい(エッジの立たない)歪みサウンドのギターが
実に古臭くてなかなか良い感じです。
いなたいブルース風味とか、些か余計な要素を取り混ぜつつも
概ね歌モノとして良いアルバムだと言えましょう。

CELESTEの新譜と本作をぽんぽんと立て続けにリリースして
珍しくMELLOW recordsが元気な様子です。
今年の分はこれで終わりって可能性も充分ありますが。



Seul Ensemble / SERGE FIORI / 2019
Serge Fiori Seul Ensemble / Various

Serge Fiori Seul Ensemble / Various

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony Import
  • 発売日: 2019/03/15
  • メディア: CD

こちらは買うべきか否かだいぶ悩んだ1枚。
茫乎に湧き出るようなメロトロンは確かに魅力的なのですが、
HARMONIUMは僕の中では
あんまりプログレって感じじゃないのです。
あれはやっぱりシャンソンの物凄い変わり種だよなぁ。
あんまり洒落臭くないシャンソンとでも言えばいいのですかね。
なのでこの、HARMONIUMのギター/ボーカルを務めた
Serge Fioriによる再録音版については
どう聴いたらいいのかわかんねぇなぁ、と思ったのです。

…実際よく分かりませんでした。
全体としてはHARMONIUMよりサウンドの輪郭がハッキリした分
より洒落臭いシャンソンに接近した感じで、
しかしベクトルをそっちに向けたことで
個々の楽曲の(素の)魅力は増したように感じられます。
なんというか、これは僕が主食とする音楽とは
かなり趣が違う気がしますねぇ。



その実シルクエロイーズという現代サーカス団の公演用に
再構成したのが本作ということのようで、HARMONIUMの、
地元カナダでの立ち位置ってのがこれまた謎だよなぁ。
少なくともプログレ扱いはされていないのでしょうけれど。

いやー、なんだかんだこの先も
ちょいちょい聴いてしまいそうなのでここに書いたのです。
なんか、とても不思議なアルバムです。



もう1枚、なんで俺これ以前買わなかったんだ?という1枚。

iCon Acoustic TV Broadcast / WETTON DOWNES / 2006
Acoustic TV Broadcast (CD+NTSC DVD)

Acoustic TV Broadcast (CD+NTSC DVD)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Epicon Records
  • 発売日: 2019/05/31
  • メディア: CD

ICONはスタジオ盤だけで良かろう、
とか思っていたんだろうなぁ、当時の僕は(馬鹿だなぁ)。
これ、タイトル通りTV放送用(ネットTV用だったらしいです)の
スタジオライブという触れ込みですが、
いやいやいやがっつりマルチトラックをミックスしとるやんけ
(何故か関西弁)。

要するにASIAのアレやコレのアコースティックアレンジが
スタジオ盤で聴けるってことで、
えー、そんなの要るに決まってるじゃん!
今般の再発では実際に放映された映像のDVDをアセンブルした
2枚組ということで(口パク当て振りが物凄くて感心しますぞw)、
遅まきながら見聞きすることが叶いました。
-あ、YouTubeは敢えて貼りません。
こんな面白い絵はそれこそ秘かに愉しむべきだと思うのです。

このGW、何気にこれが一番良かったんじゃないかという(苦笑)。
コメント(0) 
共通テーマ:音楽