どうもここ数年で体質が変わったみたい [日々聴く音楽]

以前に較べて物凄く汗っかきなのです。
そりゃあお前、単純に太ったからでしょうよ?
という正論は聞こえない振りで押し通します。



ところで我が家にある
CRO-MAGS“Best Wishes”('89)のCDが
ボロボロでいよいよヤバいことになってきました。
いい加減どこか再発してください。
因みに“Down But Not Out”が聴きたくなったのだ。

-などという嘆き節から
今日もメタル方面のネタが続きます。



ズボンのチャックちょい開き
(SILVER MOUNTAIN 1st.の裏ジャケ参照)、
超手練れドラマーAnders Johanssonが
2人の子供と一緒に演奏しているバンドの名前が
TUNGSTENというのだそうで、
稲妻の如くズバっと僕の頭に閃いたのは

183.85 / TUNGSTEN / 1993
183.85 by Tungsten

183.85 by Tungsten

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Pavement Records
  • メディア: CD

ルイジアナ州出身、'93年にPAVEMENT MUSICから
リリースされたデビューアルバムと聞けば
あぁ、アレ系ね、と想像のつく方も多いでしょう。
レーベルの同僚CROWBARと根っ子を同じくする、
いわゆるスラッジってヤツですね。

このバンド(2人組なんですけどね)の場合
ややいなたいオールドスクール感を引き摺っている分
僕のような古い耳には聴きやすい側面があって、
実を言うと当時CROWBARより好きだったのです。
総尺30分ちょいの本アルバムを締め括るのは
なんとANVIL“Forged in Fire”のカバーで、
異常に鋭い選曲に脱帽したんだよね。
このカバー、ギターソロもちゃんと
(オリジナル通りではないけれど)演奏されていて
そういうところも他のバンドとはちょと違ったのです。



カバーといえば
XENTRIX新譜国内盤のボーナストラックが
TWISTED SISTERの“Under the Blade”という謎選曲。
この人達は以前にもRay Parker Jr.の
糞ほど有名なアレをやったり、
イギリスのバンドとは思えない変なセンスしてるよな。



ガラリと話変わって

Give the Dead Man Some Water / RIFF RAFF / 1983
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いわゆるブラジルライセンスによる再発盤です。
ここのところちょいちょい好事家の琴線に触れる
渋いアルバムがリリースされていて、
権利関係については正直眉唾ながら
ついつい手が出ちゃうのですよ。

本作はフィンランド産5人組の3枚目にして最終作。
直後に訪れる北欧メタルブームには
少しだけ早かった不運、
そしてジャケットのぽんち絵と
頭が痺れるような英語タイトル
(却って日本人には分かりやすいけれど)が
いけなかったんだと思います。



これ音だけ聴いてりゃ凄くカッコイイよなぁ、まじで。
当時輸入盤店では普通に目にした1枚ですが、
やっぱりこのジャケットは手に取りにくいわねぇ(笑)。



…パッと書けそうだったネタは概ね出尽くした感。
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急に暑いんだってばよー [日々聴く音楽]

おっさんの躰には厳しいのだ。



なんかDEFTONESの“Minerva”とか
JESUの“Silver”とか、
ああいうのが無性に聴きたくなった昨夜。
DEFTONESのCDは割とすぐ出てきたのですが
JESUがどこにも見当たらねぇ。
ぐぬぅこの野郎買い直したろうか!?と
一瞬頭に血がのぼるも
盤が到着する頃にはとっくに聴きたい気持ちは
治まっちゃっているという事実に鑑みようよ、と
僕の無意識が囁いたので事なきを得ました。



…一体なんなんでしょうかこの枕は(笑)?
ということで今日は小ネタを重ねるアレで。
あ、基本全部メタルの話です。



Rutger Hauerが亡くなったというニュース。
ふと僕の頭をよぎったのは
“Blade Runner”('82)ではなく
“Buffy the Vampire Slayer”('92)でした(苦笑)。



同作サントラに提供された
このPANTERAとの共演で自信を得たRob Halfordは
程なくJUDAS PRIESTを脱けることになります。
これ、メタルの世界においては
結構な分水嶺となった重要な1曲なんですが
巷間そういう認知のされ方はあまりないみたいで。
だってこのアルバム、COLUMBIAからのリリースなのに
HALFORD絡みのベスト盤とかに全く収録されないんだぜ?
こんなのレアトラックにしておくような
アレじゃないのにさぁ。



YouTube、Rockpalastのチャンネルで
TIAMATの去年のライブを見ました。
Johan Edlundはかなり元気な様子で、
おっ、キーボードはPer Wibergが弾いてるんじゃん。
元のメンバーはLars Skoldしか残っていなかったのが
ちょと寂しいけれど、まぁ休止期間が長かったからねぇ。

このライブで僕が大変驚いたのはその演奏曲目。
“Clouds”('92)全曲+Wildhoney('94)から5曲。
なんとこれで全部という思い切りの良さ。
“A Deeper Kind of Slumber”('97)以降を
完全にオミットしたのは何故か?
うーんコレ凄ぇ気になるわぁ。
スタイルをそこまで遡って新譜作るみたいな話であれば
僕は狂喜しちゃうのですが。
…狂喜しちゃうのですが(繰り返し)!
うん、まぁなんでもいいから新しいヤツ作って欲しいの。



Ronald van Prooijenをボーカルに迎えて
去年リリースされたPICTUREのライブ盤は
てっきり同窓会的記念盤だとばかり思っていたのですが…



まさかのスタジオ盤新作ですって。
これは断然要るわー。

僕にとってPICTUREの声は
Pete LovellでもBert Heerinkでもなく、
やはりRonald van Prooijenにトドメを刺すのです。
云十年前、NHK-FMの「軽音楽をあなたに」で
“Spend the Night with You”
(なんで“Heavy Metal Ears”じゃなかったのかは謎)が
オンエアされて以降ずっとそういうことになっているのです。
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急にコーラが飲みたくなった [新譜]

いや、買ってきて飲みましたけどね。



6月20日のエントリーに続いて
SACRED REICHの新しいビデオが超強力です。



絵面もアレだが、いやーこの曲は凄ぇな。

Trump政権下にあってこのバンドが
久々に新譜を出すことの意味は
日本に暮らす我々にとって分かりにくいところですが
Phil Rindの創作意欲は大いに刺激されているようで
その点について僕は大変嬉しいと断言しちゃうよ。

早速フラッグやらピンやらが封入されたBox Setを
ばっちり予約したもんね。

POSSESSED、XENTRIX、SACRED REICHときて、
次はEXHORDERですってよ?…一体どうなってんだ。
いや、全然イイのだけれど。



次も新譜の話。

Second to None / DREAM TROLL / 2019
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そこそこがっつり聴き込んでみました。
物理盤は今のところ手売りのみで
先日我が家に到着したばかりですが
音源自体は去る11日(日本時間)からDL出来ましたから。

5月27日のエントリーにも書いた通り、再度記しますれば

 実はやたらと技巧に優れた演奏なのにそれを感じさせず
 聴き手の耳を刺激するのは圧倒的にキャッチーなメロディ、
 というスタイルがどうやら完全に確立されたようです。
 一聴した印象はオーソドックスでティピカルなのですが
 僕はこういう曲を作れるハードロックバンドを
 他にあんまり知りません。
 具体的にどのバンドに似ているって例が思い浮かばないのよ。

捨て曲などというものとは一切無縁、
全8曲60分弱を物凄い密度でみっちり聴かせます。
これだけギュウギュウに詰まった楽曲ばかり
バンバン繰り出してくるにも関わらず
聴き手を全く疲れさせないのが
このバンドの恐ろしいところで。
やっぱり優れたメロディというのは
何物にも勝るってことなのでしょうねぇ。

前回2曲貼ってるのでアレですが



実に「いい塩梅」という表現がぴったりですな。
文句ナシの大傑作ということで間違いありません。
極めて控え目に言っても
これを聴かないのはとても勿体ないと思います。

因みに

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こういうのが手売りの良いところですよね。
僕のようないい歳のおっさんが素直に嬉しいもの(笑)。
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次の土曜は土用の丑か… [新譜]

鰻、暫く食べてないなぁ。

PRISMの“Nothin' Unusual”が届きました。
オリジナルのレコードは確かシングルジャケットだったと
記憶していますが…まぁいいか。
PP加工で艶っつやの質感が非常に懐かしく、
うーん、これこれぇ!と声が出てしまいました。
中身については以前書いていますから特に無し。
-ということで本文に続く。



Out of Order / PERSPECTIVE VORTX / 2019
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バンド(プロジェクト)名がちょっとアレだなぁ…
(飽くまで個人的な感想として、ね)という第一印象。
しかしブラジル産のRiO(デ・ジャネイロじゃなくて)
サウンドという物珍しさが勝って
つい手を出してしまったのです。
その実なんだか物凄く分かり易く抒情的なメロディが
そこかしこに聴かれるので
あんまりカンタベリーって雰囲気がしないのです。
しかしこの美しいメロディはやはり大変魅力的で
あぁ、さすが南米産だなぁ、という納得感で一杯です。

アルバム収録の5曲全てが耳に残ります。
総尺45分というのも程良く聴けるサイズです。
トータル、結構な変り種であることは間違いないと思いますが
これを個性的な魅力に溢れていると
言い換えることも出来る訳で、
勿論僕としては肯定的に捉えたいです。
なかなか面白い人が出てきたもので先がちょっと楽しみです。



Reincarnation / TOMPOX / 2019
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6年振りにリリースされた3枚目。
ジャケットデザインが毎回同じで
正直面白くないという素直な感想もありつつ。

元々SOLARISの衣鉢を継ぐという初志から
スタートしたバンド(?)でありますが
こちら6年間のお休み中に本家SOLARISが
(よりにもよって)「火星年代記」の続編をもって
復活してしまい、しかしそこには当のPocs Tamasの名前が無く
おやおやコレどうなるんだ?と思っていたのです。

果たして、本作においては意識的に
アウトプットの幅が少しく拡げられていて
本家との差別化を図っているように感じられます。
具体的にはフュージョンスタイルの楽曲アレンジや
ブラスセクションの導入ですね。
サウンド面でもエコーを抑え、
演奏のライブ感を前面に立てているのが興味深いところ。



上掲の通り沸き立つフルートや
洪水の如きアナログシンセサウンドといった
従来の魅力も勿論備えつつ、の話なので
全般に大きな違和感はありませんが、
やはり前作までとはちょっと違うと思いました。
“Reincarnation”というタイトルも感慨深く、
あー、好き嫌いで言ったら勿論好きに決まってらぁ。
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我ながら薄味 [日々聴く音楽]

'70年代の日本ものをちょこちょこ摘んでいます。
実はあんまり真面目に聴いてこなかったものですから。
ミッキーカーチス&サムライの「侍」('70)が
びっくりするほど良くて、いやー凄いですねこれ。
1ドル360円で固定されていた時代にあちこち洋行して演奏し
終いにアルバムまで作ってしまうという
その常軌を逸した行動力たるや。

楽曲の一部に使われる陰旋法のエキゾチズムは
今聴くとややティピカルに過ぎるきらいもありつつ
時代的には充分刺激的なものであったでしょうし、
なにしろミッキーカーチスのデリケートでジェントリーな
歌声が素晴らしく良いと思いました。
本作中盤に収録されている“18th Century”や
それに続く“Four Seasons”は
後の美狂乱に相当大きな影響を与えている筈で、
こういう発見の多いアルバムは聴いていて実に楽しいです。



そして話は突然イタリアへ飛んでいきますよ。

Arc8 / ARCADELT / 2019
ARC8

ARC8

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Lizard
  • 発売日: 2019/06/07
  • メディア: CD

オールドスクールに忠実なポンプロック。
僕のような聴き手はこういう音を聴くと物凄くホッとするのだ。
アルバムのそこここに挿入される母国語の語りと
英語詞のギャップにやや戸惑うところもありつつ、



うーん実にうまい。美味いし巧い。
八面六臂の鍵盤は勿論、ギターのトーンが絶妙です。



カルテットを加えてのバラードもけれん味なく、
この辺はさすがにイタリアのバンドだなぁと感心します。

えーと、これねぇ、
これとても聴き応えのあるアルバムだと思います。
丁寧に時間を掛けて作られていて、
抜けたところがほぼ見当たらない。
最近僕が耳にするプログレアルバムは
概ねみんなきちんと磨き上げられたものばかりですが、
本作の仕上がりの滑らかさはそうした中でも
抜群の域にあると言って差し支えないかと。



他にも少し書けそうなヤツが何枚かあるのですけれど
なんか今月は面倒臭い病が酷くてですね(苦笑)。
なにせゲームするのも面倒臭いくらいなので相当ヤバい。
梅雨が明ければ幾らか良くなるんじゃないかなー、
などと適当なことを言ってみたりして。
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ブラウザ画面のズーム125% [日々聴く音楽]

PCの音楽データ移行も九分九厘終わり
やーっと自室が落ち着いた感じです。
PCについては性能面や拡張性など色々良くなりましたが
一番は画面が大きくなったことだったりします。
いやマジで、17.3インチはいいねぇ。

しかし早速次の要買い物が…。
去年、眼鏡の度が合わないとぶう垂れましたが
いよいよ買い換えないと危ないレベルになってきました。
最近外でよく蹴躓くのよ。
PCの画面もタイトルの有様だし。
まぁ諸々お金が掛かってナニですが、いっそ腹を括って
全部まとめて揃えてしまおうかと考える今日この頃。



After Before / UNICORN / 1992
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'92年のカセットテープ音源がbandcampで頒布開始されました。
検索の際は“unicorn mkii”、もしくは“swano merch”で。
後者はUNICORN(mk II)以外にも
Dan Swanoの(公に陽の目を見なかった)諸作が並んでいます。

本作収録は6曲。“Never Gonna Run”という
アコースティックメインの曲以外は
後年“Ever Since”('93)と
“Emotional Wasteland”('95-'11年7月28日エントリー)で
再録音されています。
本作の注目(耳)点は“After Before”イントロのサックスを
Dag Swanoが演奏していることで、
…物凄く枝葉末節なアレですが(苦笑)。

一連(3月8日エントリー他)、
Dan Swanoは過去の創作活動を総括しているようで
埋もれていた音源が聴けるようになったのは実に嬉しい。
しかしNIGHTINGALEとかWITHERSCAPEとか、
そろそろ新譜が出てもいいのではないかと思うのであります。



Summarisk Suite / PANZERPAPPA / 2019
Summarisk Suite

Summarisk Suite

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Apollon Records
  • 発売日: 2019/05/03
  • メディア: CD

このジャケット、なんとなく気になっていて
もっと早く手に入れたかったのですが
結局ちょっと遅くなりました。
ノルウェー産、本作はアルバムとしては7枚目?
'00年代後半に休止期があったようですが
まぁそこそこベテランですわな。

基本、いわゆるレコメン系ながら
主旋律の捻くれ度が低いのでかなり聴き易いです。
然るにPICCHIO DAL POZZOのような人懐こさからはやや遠く、
結構独特な立ち位置のバンドではないかと思います。



僕の一番のお気に入りは ↑これ。7+8拍のマンボ。
マンボという言葉が本来意味するところの
呪術的佇まいが感じられて実にカッコイイ。

本作はもともとそれぞれ単曲として披露され
それをまとめてアルバムにしたもののようで、
各曲タイトルのお尻にその音楽的傾向が示されています。
成り立ちからすると全体に散漫なのかと思えばそうでもなく、
バンドのアイデンティティに揺るぎないところは
立派だと思います。

DIAMOND HEAD~MANOWARときて次に集中して聴くのはこれ(笑)。
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ははは、半年終わってもうた [新譜]

PCを新調しました。
mouseの、(僕にとっては)かなりオーバースペックなヤツ。
本当は前と同じ東芝製のものが欲しかったんだけど、
東芝がほら、アレだもんで。
旧→新のデータ移行が不安でしたが見事に予感的中。
引っ越しアプリケーションが上手く機能せず金曜一晩と
土曜が丸々潰れました(トホホ)。
頭に来たので手動でやってやりましたよ(一部未完了)。
メールの移行がサクっと10分で出来ちゃった時点で
引っ越しアプリは要らなかったと確信(苦笑)。
後は音楽データをゆっくりちみちみ移し替えれば終わりです。

東芝のヤツ、
調べてみたら平成22年の暮れに買ったんですって。
いやー、これ8年半も使ってたのか。
そりゃあポンコツ化するわぃな。
なにせ最近は(スリープからの)立ち上げに3分、
一つのタスクをポチってから実行までに
15秒とか平気で掛かってたもんな。
キーボードも幾つかのキーの入力が怪しくなってたし。
…しかしここのブログはこれまで本機とともに
歩んできたと言って過言ではなく、
機械に言うのもおかしな話ですが長い間お疲れさん、と。

で、新しい方の無駄なハイスペックは何故かと申せば
この歳でSTEAMデビューしてやろうと思いましてw
ふははは、そうさ、ゲーミングPCってヤツさ。
キーボードのバックライトが虹色に光るのさ
…設定変えなきゃ。

-という長枕。



A Tower of Clocks / THIS WINTER MACHINE / 2019
A Tower of Clocks

A Tower of Clocks

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: F2
  • 発売日: 2019/06/24
  • メディア: CD

英国産、これが2枚目となります。
前作はアルバム全般でマイナーメロディを主体に構成した
かなりウェットなアルバムでしたが
今作は冒頭のインストゥルメンタル曲が余りにもRUSHで愕然。
こりゃまた随分衒いなく出してきたなぁ、と。
この堂々とした態度は実に好ましく、
オリジナルであろうと努力している様子もちゃんと伺えるし
実際若いバンドはこれでいいのよ。

2曲目の小曲は前作からの流れを汲むメロディが実に美味しい。
楽曲がコンパクトにまとまっている分
単曲としての印象は俄然強力で、
これプログレバラードとして相当優秀な曲だと思います。

同系統の7曲目 ↓



はバンドアンサンブルがより前面に出ているので
メンバーチェンジのお披露目を兼ねて
リーダートラックに据えた気持ちは充分理解できます。

基本デビュー作を踏襲しつつ個々の楽曲を意図的に短縮し、
コンセプトアルバムとして冗長になることを回避したのは
大変見事な腕前です。
全般にややくぐもったエコー処理は
今般あまり耳にしないタイプのサウンドですが
本作独特の雰囲気を醸し出すことに一役買っています。
部分的にハードロッキンな楽曲もこの音処理のお蔭で
かなりマイルドに聴こえ、
メタル臭の排除という点でも実に効果的です。

あと、前作もそうだったけれどこのバンドのアルバムは
正統派プログレをガツンと主張するジャケットがとても良い。
こういうところにきちんと目配りするのって、
ホント大事ですよね。

うーん、やっぱり前段の方がやや長かったか…。
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