月が変わっても気が乗らない [日々聴く音楽]

結局5月は作文3つで終わってしまい、
なんともはや6月に突入ですよ。
今年はなんというかもう、どうなんでしょうねぇ。



Laying / MOONSTONE / 2020
Laying

Laying

  • アーティスト: MOONSTONE
  • 出版社/メーカー: MOONSTONE RECORDS
  • 発売日: 2020/06/01
  • メディア: CD

アルバム初っ端、拗れに拗れた厨二病か
はたまた怪しい新興宗教のプロモーションソングか!?ってな感じで、
コレはどうなんだろう…と思いつつ聴き進めての3曲目。
アレ俺これ前にどこかで聴いたことあるぞ、と。
曲名と歌詞が変わっているのですぐには分からなかったのですが
これはSEILANEの〝Trickster”じゃないか。
恐らく元の作詞者が現バンドに居ないとか、そんな事なのでしょう。
〝Trickster”も大概厨二病だったけれど、僕はあっちのが好きでしたよ。
以降は詞を含めてそのまんま持って来た曲も散りばめられ、
要するにこのバンドにはSEILANE筋の人が居て、
そこで堀江睦男がドラムを叩いているってことなのね。
いや、しかし(しばらく前の話ではあるけれど)

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これにはMOONSTONEとSEILANEが
別バンドとしてそれぞれ参加していたんだよなぁ。
今般演奏者の名前が一部本名ではないので
どういうメンバー構成なのかいまいち良く分からないのです。
…すみません、本当はそこまで興味ありません。

まぁそれにしても(若い人達ではないとは言え)
昔懐かしい和製プログレハードを今どき本気でやっている心意気や良し。
いつもの如く褒めている感ゼロの作文ながら、僕これ嫌いじゃないです。



Trasparenze / MALIBRAN / 2009
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bandcampでMaRaCash Recordsの頁を眺めていたら
remastered 2020って注記があったので
おっ!と小さく声を上げつつ。
MALIBRAN名義の5枚目ですが実際は
Giuseppe Scaravilli+客演のスタイルをとっていて、
この時点でバンドとしては
ほぼ機能していなかったのではないかと思われます。

実は硬軟のダイナミクスにそこそこの落差があるのですが
全体としては落ち着いた大人の雰囲気漂う
イタリアンシンフォというイメージが強いアルバム。
リマスターに際して一部曲順の入れ替え、
タイトル曲のイントロ大幅短縮、
そして2分弱のインストゥルメンタルが1曲足されています。
リマスターどころかミックスもだいぶ違うよこれ。
なんなら録音し直したパートもあるんじゃないかなぁ。

今これを出し直すってのは何か意味があるのかしらん?
と思ってちょっと調べてみたところ



軽い感じのリハーサルですがかなりしっかりした現役感。
フルートもキーボードも居ないトリオアンサンブルながら
きっちりスタジオ録音版の大意を再現出来ている辺り、
さり気なくもアレンジの練度は高いと思います。
長い間スタジオアルバムのリリースは無かったものの
演奏活動はずっと続けていたようですね。
因みにGiuseppe Scaravilliはギターではなく
ベースを弾いています。
上掲リハ映像の本番となったライブについては
PFMやGENESIS、果てはDEEP PURPLEまでカバーしていますが
それ等を含めこの夏CD化予定とのこと。
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