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彼岸を過ぎてもちょと寒い [買い直し盤]

俺はとんでもないおマヌケちゃんだった…。
こんなことを書くよりも前、今年の頭には

Anno Domini:1989-1995 / BLACK SABBATH
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これのリリースが決まっていたんじゃないか。

“Headless Cross”('89)
“Tyr”('90)
“Cross Purposes”('94)
“Forbidden”('95)
の4枚セット。わぉ、こりゃ素晴らしい。

いわゆるTony Martin期をまとめたものですが、
“The Eternal Idol”('87)が漏れたのはレコ社が違うからで
“Dehumanizer”('92)が含まれないのは歌い手が違う
(両者既にリマスター再発済みだしね)からだと思われます。

'95年の“Cross Purposes Live”は入っていないのか?
とか細かいことを言い出すとキリがないのですが、
“Cross Purposes”の日本盤ボーナストラックは
ちゃんと収録されているみたいなのでまぁ、
最低限はおさえてあるとうことで。
なによりリマスターによって音量改善さえされていれば僕は満足なのだ。

そして“Forbidden”のTony Iommi自身によるリミックス、
これは非常に興味のあるところです。
オリジナルはBODY COUNTのErnie Cによるプロデュースってのが
ひとつの売りだったのですが…
まぁSABBATHに憧れていたのかも知れませんがお門違いも甚だしいよな。
Ozzy期に揺り戻そうという意図は分からんでもないのだけれど、
それはTony Martinには圧倒的に合わないんだって。
終いにアルバム冒頭曲の途中でIce-Tがラップを披露するに至っては
おいこら調子のんな、ふざけんのもいい加減にしろ!
と僕の怒りを買った訳です。
いや、これは僕だけでなく怒った人は相当多かったと思います。
そんな問題作をTony Iommiがどう弄るのか、
これは結構重要なポイントなんじゃないかと。

GW明けリリース予定。まぁ絶対要るわな。



因みに上掲はアルバム“Tyr”から。
リズムセクションはCozy PowellとNeil Murrayです。
そしてやっぱり、Tony Martinが歌うSABBATHのアレンジの肝は
Geoff Nichollsの鍵盤だと思うのだよね僕は。
“Forbidden”の頓珍漢さってのは
これをあまりに軽視したからってのも間違いなく大きな一因だよな。



盤無き…用のタイトルはぼちぼち順調に積みあがっています。
合間々々で作文を上げていければと思っています。
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悪魔主義 パート2 [買い直し盤]

先日貼ったDEMONのクリスマスソング
iTunesから落としちゃおうと思って検索したところ、

The Plague Remix 2022 / DEMON
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おいおいおい、ナニよこれ。
'22年版最新リミックス、リリースは今年のど頭だったようです。
えー!?これどこもフィジカル仕入れていなかったよねぇ?
ぬぬぬ、ぬかった!今更ながらブツがどこにも見当たらねぇ…
ので、とりあえずデジタル版をば。

1st,2ndに続いて3枚目のこちらも新しく出し直しとなった訳ですね
(正確には7th、“Taking the World by Storm”-'89が
'15年にリミックスされたのが最初です)。

本作については以前にも作文していますが、まぁこれだいぶ前ですわね。
そしてこのバンドのリミックスは割と明確にアウトプットの質感が変わるので
ちょっとだけでも書いておきたく。
何故かアルバムの最終曲“A Step Too Far”はリマスターのみということですが
Dave Hillになにか拘りがあったのかも知れません。
で、他の曲についてですが…これ一部録り足しているんじゃないかなぁ。
当時の没トラックを復活させたということも有り得るので断定は出来ませんが、
キーボードの装飾音やリードギターの一部等かなりの違いが見(聴い)て取れます。



中間部に足されたギターソロは果たしてLes Huntの演奏や否や。
んー、やっぱり後半部のソロとはちょっと違う気がするんだよなぁ。
まぁしかし単曲としてクッキリ粒立ったのは間違いなく、
結果としては全然アリなんだよな。

現状本作についてはオリジナルミックス、Atlantic盤ミックス、
そしてこの2022リミックスの3種類が存在することになりますが、
これはねぇ、どれが一番とは単純に言えませんねぇ。
なにしろ僕個人の思い入れが大きいアルバムで、
そういう意味では最初に聴いたAtlantic盤ミックスってことになるのでしょうが
それぞれに面白いところがあって聴き較べるのが楽しいことこの上なし。

しかしなんだ、これマジで4~6thもやるのかな?などと淡い期待を寄せつつ。

今日も今日とて作文が短くてちょっと納得いかないのですが、
他のネタがまだ煮詰まってないので仕方がない。
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いい加減断捨離しないと [買い直し盤]

自室がだいぶヤバいことになってきました。
先日の地震でCDマウンテンが崩れなかったのは単なる運だったし。



Smiling at Grief – Revisited / TWELFTH NIGHT / 2022
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これ去年の秋にアナウンスされたのですがその時何も書いていなかったんですね、僕。
あぁ、なんか色々頭の線の繋がりが怪しくなってきてるなぁ。

-ともあれ。
1982年、TWELFTH NIGHTがフロントにGeoff Mannを擁して世に放ったデモテープの
リミックス、一部再録音版がオリジナルから40年を経て先日無事リリースされました。
いい加減僕がTWELFTH NIGHT大好きおじさんだということは
関連作文の多さから察していただけると思いつつ、
本作は“Fact and Fiction”('82-'18年7月3日作文、他)のプロトタイプということで
やはり思い入れが強いのです。なにしろ

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コレ(オリジナル)を長年探しに探して手に入れたくらいですから。

今回の「再訪」版についてはSteven Wilson(またお前かw)が言い出しっぺのようで、
以降我も我もと現代英国プログレ界で活躍するお歴々が寄って集って腕を振るっています。
Mark SpencerやDean Bakerといったバンドに縁の面子は勿論、
Peter JonesやKarl Groom、Rob ReedにGareth Coleなど概ねオールスター揃い踏みって感じで
まぁこれTWELFTH NIGHTというバンドが後進に与えた影響の大きさを如実に現しているよねぇ。

オリジナルの9曲を上記ミュージシャン達が選曲しリミックスやトラックの足し引きを行っており、
それぞれの個性が出ていてかなり興味深い出来になっています。
サウンドクオリティを現代に通用させるという点のみに特化したSteven Wilson
(バンドに対するリスペクトが感じられて大変好ましい)や
大胆なリミックスで独自の世界観を醸し出したPeter Jones、
そして殆どの演奏を再録音の上自分で歌っちゃった
Tim Bowness(さすがにこれはちょっといただけねぇ)等。
同じく“Makes No Sense”を選んだMark Spencerも自らのボーカルトラックを足していますが
こちらはGeoff Mannとの疑似デュエットという体裁をとっていて、
演奏がほぼ録り直しという点も同様ながら僕はこっちの方が断然好きです。

んーと、関わった人数が多いのでトラックリスト載せちゃいましょうか。

1.East of Eden (Steven Wilson)
2.This City (Peter Jones)
3.The Honeymoon Is Over (Karl Groom)
4.Creepshow (Simon Godfrey)
5.Puppets Intro (Mark Spencer)
6.Puppets (Rob Reed)
7.Three Dancers (Steven Wilson)
8.Makes No Sense (Tim Bowness & Brian Hulse)
9.Fur Helene II (Dean Baker)

10.Puppets (Steven Wilson)
11.The Honeymoon Is Over (Andy Tillison)
12.Creepshow (Paul Hodson)
13.Puppets (Rob Reed, ft. Stuart Nicholson and Lee Abraham)
14.Three Dancers (Gareth Cole)
15.Makes No Sense (Mark Spencer)
16.East of Eden [extended mix] (Steven Wilson)

17.Fur Helene II [unedited first mix] (Dean Baker)
18.Puppets (instrumental) (Rob Reed)
19.Puppets Intro [full-length] (Mark Spencer)
20.Puppets [Rob's first mix] (Rob Reed)
21.Creepshow (Rumble Strips)
22.Makes No Sense [stripped back] (Rumble Strips)

10.~16.はCDのボーナストラック、
17.~22.はデジタルDL版のみの追加ボーナスです。

本作は'09年再発のCD2枚組“The Definitive Edition”以来の更新となりましたが
どちらか一方があればいいという訳にはいきませんわねぇこりゃ。
取り敢えずまずはDL版を聴いてのファーストインプレッションでした。
CDが届いたらブックレットを読みながら更にじっくり聴こうと思います。



TWLFTH NIGHT関連では過去にCD-Rで手売りされていた
オフィシャルブートレッグ6タイトルのリマスターも完了し、
ファミリーのディスコグラフィ整理はほぼほぼ終わったものと思われます。
いよいよ残すは“XII”(Virgin Album-'86)のみって感じですな。

更に付け加えますれば年明けに出たClive Mittenの
オケ打ち込みによるロックカバー集については作文しませんでした。
…だってあんまり面白くなかったんだもん。

更に更に、Clive Mittenは先日「火の鳥」、「展覧会の絵」の抜粋とウクライナ国歌を編曲した
“The Great Gate of Kyiv”をbandcampで頒布しており、
この売上げは全て国境なき医師団に直接送るとのこと。
ムソグルスキーはまぁ「キエフの大門」だから分かるけどストラビンスキーは?
と思って調べたら血筋はポーランド/ウクライナ系で
若いころは毎年夏をウクライナ、冬はスイスで過ごしていたみたいですね。
殆どロシアには居なかったようで。
しかし東欧諸国ってのはホント、歴史的な入り組みが複雑で難しいです。

The Great Gate of Kyiv / CLIVE MITTEN
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これも何枚持ってんだか [買い直し盤]

Eat Me in St. Louis / IT BITES / 1989
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先日Takeaway Recordsなるところから2枚組で再発されまして、
これがまた微妙に重箱の隅を突くアレなので
そりゃあもぅいっとかなきゃしょうがねぇだろ、と。

僕が最初に本作を買ったのは
'89年Virgin Japan(ポニキャン販売)からリリースされた国内盤でした。
オリジナルの全11曲に“Vampires”がボーナスで追加されているのですが
何故かアルバムの曲順が大幅に弄られていて、
なんであんな小細工をしたんだろう?
幕開け“Positively Animal”じゃ弱いとか
そんな判断をこっちの人がしたのかも知れませんが…
んー、よく分かんないし、そんなもん余計なお世話だよな。

で、その後間もなく英国初回限定版を手に入れまして、
これは11曲入り本編に加えて
3曲入りの8cm.CDがオマケに付いているというものです。
“Having A Good Day”、“Reprise”、
そして“Bullet in the Barrel”ですね。
外国盤の8cm.ってのは割と珍しい気がして、
今も部屋のどこかにあると思います。

次は…'05年東芝EMIの紙ジャケリマスター盤か。
これはボーナス無しの11曲入り(曲順オリジナル通り)。
さすが東芝EMIは愛も拘りもなーんも無いな。
だから駄目になっちゃったんだろうな(辛口)。

同じく紙ジャケがUSMジャパンから新規リマスターで出たのは'14年。
オリジナル曲順の11曲に上記した4曲、
更に〝The Woman Is An Addict”をボーナスに加えた
全16曲を収めたSHM-CD。
まぁこれを決定版と呼んで差し支えないでしょう。



-で、今回の2枚組です。
Disc 1は英国初回限定版の14曲を1枚にまとめて収録したもので、
これはまぁ、ね。となれば問題は2枚目ってことですが。
えー、まずトラックリストを書いちゃいましょうか。

1.Sister Sarah
2.Heartbreaker
3.The Woman Is An Addict
4.Bullet in the Barrel
5.Underneath Your Pillow(7" Version)
6.Still Too Young To Remember(Live Version)
7.Underneath Your Pillow(Live Version)
8.Still Too Young To Remember(7" Remix)
9.Still Too Young To Remember(Full Length Version)
10.Having A Good Day
11.I'll Meet You in the Spring

1.-4.はシングルカットされた〝Sister Sarah”(CD版)
5.-7.が同じく〝Underneath Your Pillow”、
そして8.-11.は'90年になってからリリースされた方のシングル
〝Still Too Young To Remember”の収録曲をそのままブチ込んだものです。
だもんで1.、4.、10.の3曲がDisc 1と被っちゃってるのだ。
なんというか、ちょっと仕事が大雑把よねぇ。
因みに9.はFull Length Versionと謳っているもののお尻のフェードアウトが
アルバム本編版より短いので一応別モノとしておきます。
更に言うと〝Still Too Young To Remember”は'89年にもシングル化されていて
“Vampires”はそっちに入っているのですがこちらには未収録ということで、
これも非常にに残念です。

しかしそうした欠点を差し引いても
〝I'll Meet You in the Spring”が聴けるのは快挙であります。
ポップサイドを強調しつつもリズムアレンジの遊び方がなかなか捻くれていて
とてもIT BITESらしい曲なんですな。



えー、てな訳で。
本作については'14年USMジャパン紙ジャケを定盤としつつ
'21年Takewaway盤Disc 2もあるにこしたことはない、というのが
僕の当面の見解ということになります…なんか…細かくてすみませんw
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出るたびに良くなる [買い直し盤]

地球が割と本気で人類を滅ぼそうとしている気がします。
うん、なんかね、結構真面目にそう思っているのです。
まぁ、だからなんだ?って話ではありますが。
どの道なるようにしかならねぇもの。
えーと、おかしな導入で申し訳ない。



ーで、これも毎度の如く
作文のネタ詰まりを助けてくれるのはやっぱりDEMONだったりします。
実にジャストなタイミングで頭2枚が本家SPACED OUT MUSICから
新規再発されましたのよ。

Night of the Demon / DEMON / 1981
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アルバム本編10曲は'20年の新規リマスター。
'02年版よりも更に音量が出ています。
Chris Ellisのベースって歌心があるよなぁ、と再確認したりして。
加えて選りすぐりの3曲がリミックスされてボーナス収録。
演奏の生々しさを押し出したミックスはなかなか狂暴なサウンドですが
やはりメタルと言うには大分上品で、
これは紛うかたなき鑑賞型のハードロックです。
いやぁ、それが堪らなく良いのですけどね。

The Unexpected Guest / DEMON / 1982
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一方2ndの方はアルバム1枚丸ごと全部を'20年リミックス&リマスター。
これが実に、決定版的仕上がりで大変素晴らしい出来。
1stの3曲と同様ロウなサウンドメイクを主眼に置いたリミックス、
しかしAndy Richardsのキーボードを
(バッキングに至るまで)ちゃんと聴こえるようにリバランスしたことで
アルバム全体の印象はかなり違ったものになりました。
メロディメイン(リフメインじゃない)で劇的に展開するスタイルは
既に次作〝The Plague”('83)とかなり近い線を狙っていたのだな。
NWOBHMの流れにあってこのバンドが相当な異端であったことは
最早論を俟たないと思われます。
そして次作のようなストーリーアルバムでない分
個々の楽曲が粒立っているからアルバム全体のコントラストが明瞭で、
うーむ、こりゃあ代表作度3倍増しくらいはあるんじゃないかと。

僕のベストが〝The Plague”であることに変わりありませんが
DEMONはまず最初に何を聴くべき?と問われれば
本作このバージョンと答えざるを得ませんねぇ。

従前版との見分けは簡単、今回の再発は外装デジパックで
ジャケット表のタイトル下にリマスター、リミックスの表記があるので
すぐ分かります。
あわよくば3~6枚目も新たにリミックスしてくんねぇかな…と、
そんな欲目も出てきてしまいます。
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ごごご、五月ってか!? [買い直し盤]

去る5月1日、bandcampが「ミュージシャン応援!中抜きしませんデー」を開催し、
それに合わせて新規登録するバンドが結構な数あったのです。
おNewな音源アップもたくさんあってとても楽しかったのだ。
-で、TWELFTH NIGHTもご新規さんとして幾つか懐かしいのを頒布し始めました。
僕はご祝儀がてらGeoff Mannのソロ2枚と、
そういえばこれCDから取り込んでなかったな…ってんで

Collector's Item / TWELFTH NIGHT
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ベスト盤であります。ジャケ絵は勿論Geoff Mannの手によるものです。
最初はバンドの解散後、1991年にFood For Thought Recordsから出たのですが
レコード2枚組全11曲に対してCDは1枚8曲という体たらくで、
しかし当時TWELFTH NIGHTをCDで聴くにはこれしか無かったのです。
〝The Collector”というそれまで未発表だった大曲と
〝Love Song”の再録音版は非常に素晴らしく、僕にとっては思い出深い1枚です。
10年後の'01年にはCyclops Recordsが再発しましたが、
この時幾つか曲の入れ替えがされていて2曲の重要なトラックが収録されました。
〝The Ceiling Speaks”のスタジオ録音版と未発表曲〝Deep in the Heartland”で、
これは'91年リリース時のレコードには収録されてたらしいのですが、
僕はこの時初めて聴いたのです。

今般のデジタルデータ版は
都合3フォーマットの全曲を網羅した13曲入りとの触れ込みで、
まぁ、うん、他と重複する曲もたくさんあるけれどいいかなぁ、と。
…しかし!しかしですよ!!
〝Take a Look”
〝Last Song”
〝Blondon Fair”
の3曲は明らかに従来収録されたものと音源が違う。
お気付きの方も勿論おられるでしょうが、
この3曲はバンド最終作にして唯一のメジャーリリース盤
〝Twelfth Night”('86)の曲(〝Blondon Fair”はアルバム未収録)
でありまして、なんかやっぱり権利関係のアレなんでしょうかね。
デモにしてはそこそこキチンと作り込まれていますが
アルバム版に比してはやはりラフな感じのプロダクションは新鮮で、
これは面白いのを出してきましたねぇ。
暢気に油断していたら思いの外聴きどころが多くて、これは良かったなぁ。

…ここのところこの手の重箱の隅を突くような作文が多くて
分からない人にはさっぱり分からないでしょうから
大変申し訳ないとは思いつつ、
なんらかの形で整理しておかないと
自分でも訳が分からなくなっちゃうのでホント、すみませんねぇ。
しかも単発で短いのは自分でもあまり納得いってないのですが。



あー、そう言えばソニーネットワークコミュニケーションズが
ブログ事業をシーサーに譲渡するんですって。
6月以降、なんか細かい部分で変わるところとかあるかも知れません。、
うーん、ちょっと先行き不安になっちゃいますなぁ。
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時差ボケ治らず [買い直し盤]

先週は3泊5日(3日目は真夜中の便で帰国したので
宿泊は2晩だけ…キ、キツイ)で洋行しておりました。
正直もう行きたくありません(泣)。

-と、そんなこんなしているうちにPRISMの
“Nothin' Unusual”('85-'16年12月15日エントリー)が
遂に7月再発との報せが。うひょ!
これは僕的にNEGASPHERE再発以来の衝撃で、やったよコレ。
'12年にCROSSWIND(し、渋い)を再発して以降
全く音沙汰の無かったALTAVOZですが、
今年に入って突然SMS~バンダイ/アポロン期のPRISMを
月イチで出し始めました。去る2月20日の作文にも
“Nothin' Unusual”も出してくれぇ、と書きましたが
まさか実現するとはねぇ(嬉)。



話は変わってTANGERINE DREAM。
丁度10年前('09年)再発の紙ジャケと
'11年に出たVirgin前期おまとめ3枚組があるから
もういい加減要らないよなぁ、とは思いつつ
取り敢えずライブ2タイトルを…(笑)。

Ricochet / TANGERINE DREAM / 1975
Ricochet -Reissue/Remast-

Ricochet -Reissue/Remast-

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 2019/06/14
  • メディア: CD

僕これ最初にレコードで買ったのいつだったっけなぁ。
Klaus Schulzeと、どっちを先に買ったのか…覚えてないや。
当時は本作がライブ盤だとは知らなくて、
最初ちょっと驚いたのです。
更に調べてみたら即興演奏だって言うじゃないですか。
それにしては楽曲の整合性が随分しっかり取れているし、
俄かには信じられなかったですね。
まぁ実際はスタジオでガッツリ後処理されていた訳ですが、
それを知るのは更にずっと後のことなので。

僕の音楽履歴において
ロック・マガジン(阿木譲)の影響はほぼ皆無といって良く、
この辺もそんなに尖った音楽としては
聴いていなかった気がします。
B面なんかちょっと和の雰囲気があるよなぁ、
なんて思ってましたし。

今般の再発ではやはりSteven Wilsonによる
リミックス版に注目(耳)ということになりましょうが、
僕には正直あんまり違いが分かりませんでした。
これを想像するに、即興演奏+事後追加ですから
オリジナルで埋もれたトラックが無かったのではないかと。
既存のトラックのみで極端にバランスを弄るのも
難しかったんだろうなぁ。

しかししてみるとこれ、買い直した意味あったんか(苦笑)?

まぁ、ついでなので“Logos Live”('82)も出してもらって
Virgin期のライブ盤は揃えておこうかなぁ、
などと考えております。

リハビリがてら
やや短い作文でのリスタートとさせていただきます。
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久々のプログレ方面はやはりこれ [買い直し盤]

世間はGUNS N' ROSES“Appetite for Destruction”の再発で
盛り上がってんの?え、そうでもないの?
いやぁ一応僕も買いましたよ、ボックスじゃなくて2枚組の方ですが。
うん、そうだねやっぱりいいアルバムだよねって納得して、
はい、まぁ、そんなところです(笑)。



-そんなことより

Fact and Fiction The Definitive Edition / TWELFTH NIGHT
Fact And Fiction - The Definitive Edition

Fact And Fiction - The Definitive Edition

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: F2 / Festival Music
  • 発売日: 2018/05/25
  • メディア: CD


僕としては断然こっちですよ、こっち!
これがもう、まさに決定盤を名乗るに相応しい3枚組です。

本編('82)については過去に何度か(短く)触れていますが
僕の音楽嗜好に大変重要な影響を与えた1枚ですから
あんまり冷静な作文が出来ません。
ひとつ間違いないのは、いつ何時であっても一度聴き始めたら
最後まで全編通して聴いてしまうアルバム、ということです。
レコードの時分は“World Without End”でA面を終えて
一息つくという儀式があったものの、それでも僕の感覚としては
“Creepshow”迄の7曲は切れ目のない一続きで、
それにプラスして余韻の“Love Song”という構成なので
やっぱり途中で止められないのだ。
で、概ね50分の尺を聴き手の集中力を切らさずに聴かせるアルバムって
かなり凄いと思うのですよ僕は。

'02年再発のCyclops盤ボーナストラックは7曲でしたがこちらは4曲。
“Being Human”(本編“Human Being”のオリジナル版)、
“Paradise Locked”という30秒に満たないインストゥルメンタル曲
(今般初収録)、そして7"シングルの
“Eleanor Rigby / East of Eden”('82)です。
“Eleanor Rigby”は言うまでもないアレね。

Revolution studiosにおけるアルバムレコーディングの際に
録られた全てを1枚にまとめた、とのことで
Cyclops盤に収録された残り4曲もDisc2にちゃんと収録されています。



で、そのDisc2ですが、これがまた白眉の出来でございまして。
本編の曲順に合わせて編集されたライブですが、
各曲の録音時期が広範に渡るものの
(音質を含めた)統一感たるや非常に見事なもので
これはちょっと感動的ですらあります。

'83年、Geoff Mannのフェアウェルショウから
最多4曲がチョイスされていますが
“Live and Let Live”に収録されたのとは明らかに別日の演奏もあり、
加えてKarl Groomによるリミックスが途轍もなく素晴らしいのです。
いやこれ、“Live and Let Live”のThe Difinitive Editionは
全編Karl Groomに頼って出し直した方がいいんじゃないの?ってくらい。

“Love Song”の後に再度“Fact and Fiction”が出てきますが
これはアンコール扱いってことでしょうかね。
この'12年録音版はギターメインのアレンジが異常にカッコ良くて
Mark Spencerのやや不安定なボーカルも全然許せちゃうのです。

更にボーナストラックは上記Cyclops盤に収録された4曲(曲名省略)と
“Creepshow”(終盤)のデモ(初収録)です。
“Fact and Fiction”というアルバムがGeoff Mannとバンドによる
途方もない試行錯誤の上に成り立っていることの一端が垣間見えます。



…ちょっと書き疲れてきました(苦笑)。
Disc3のカバー集についてはざっと駆け抜ける感じで。

1.Electro Sane
現GALAHADの鍵盤奏者、Dean Bakerによる短いイントロダクション。
元々は'10年リリースのライブDVD“MMX”のメニュー画面用BGM。

2.We Are Sane
元La Host(渋い!)のMark Spencerについては
その名前を今年はやたらと目にします。
Alan Reedの“Live: from the Razor's Edge”、
そしてTHE C:LIVE COLLECTIVEの“The Age of Insanity”。
んー、中庸且つ小器用な感じの人なので声が掛かりやすいのかしら。

3.Human Being
Geoff Mannの追悼盤、
“Mannerisms -A Celebration of the Music of Geoff Mann”('94)
にも収録された若かりし頃のPENDRAGONによる演奏。

4.This City
演奏はかつてSteven WilsonとNO-MANで活動したTim Bowness。
ピアノ、ナチュラルトーンのエレキギター、そして物憂いボーカル。

5.This City
何故か“This City”2連発。
'17年にアルバムデビューした新鋭、COBURGによるカバー。
寡聞にして存じ上げなかったのですが、調べてみると…
なんだよ、Mark SpencerとDean Bakerがメンバーじゃん(笑)。
まぁこれ、バンドのオリジナル曲はメタル成分が強めっぽいから
追いかけませんが。

6.World Without End
Clive Nolanが期待に違わぬ大仰なオーケストレーションで聴かせます。

7.Fact and Fiction
“Mannerisms”('94)でやや拙い“The Ceiling Speaks”を
やっていた頃とは訳が違うぞ!とばかりに
見事なアレンジを披露したGALAHAD。うん、これは相当いいですね。

8.The Poet Sniffs A Flower
三度Mark Spencerと、
こちらは元GALAHADのLee Abrahamの2人による録音。
前半はほぼノーアレンジながら、
後半ブラスサウンドを導入したのはちょっと面白かったです。

9.Creepshow
本家TWELFTH NIGHTによるセルフカバー。
歌を排したことで(声は入っていますが)
活動初期のインストプログレバンドとしての
姿が蘇ったのは実に興味深いところです。
12分を難無くやり切る実力は全く衰え知らずですよ。
これも“Electro Sane”と同様、元々は“MMX”DVDの
おまけスライドショー用に録られたものです。

10.Love Song
このトラックは
'14年に癌研究の援助のためリリースされていたようです。
うん、やっぱりね、Alan Reedは絶対に外さないよねw。
Kim Seviourは…どうなんでしょうね。
歌は上手い人なんでしょうけれど、
僕はこれAlan Reed一人で良かったんじゃないかと思います。

11.Don't Make Me Laugh
Geoff Mannの脱退表明を受け、Nigel Axe Atkinsを迎えて
'83年に録音されたもの。
何故ここでの名義がAXEなのかは良く分かりませんが
これは紛れもなくTWELFTH NIGHTの演奏です。
コンピ盤“Voices in the Night”('07)は
現在バンドが手売りするCD-Rでしか手に入らないので
このトラックを聴き慣れない人も多いかも知れません。

12.Fact And Fiction
13.Love Song
EH! GEOFF MANN BANDによるライブテイク。
結局この2曲がいいところを全て持っていった感じです。



斯様、実にディフィニティブな再発盤であります。
暫くは3枚を取っ換え引っ替えして
これだけ聴いてりゃいいんじゃないかってくらい。

TWELFTH NIGHTのアルバムは
もう1枚、通称“Virgin Album”('86)が残っていますが
権利関係上Definitive Editionとしての再発は
恐らく相当難しいでしょう。
Virgin / Charismaによる'05年のCD化が
そもそも奇跡みたいなものだったのでアレなんですが、
どこか奇特なレコ社が変形ジャケを再現した紙ジャケで
出してくれたりしたら僕はいかに高価でも絶対買うね。
もう、奇声を上げながら飛び付くようにして手に入れます。
…叶わぬ夢ではありましょうけれど。

それから、関連するエントリーは数が多いので記しませんでした。
悪しからずご了承ください。
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珍しく土曜アップ [買い直し盤]

文字だけ且つあんまり面白くないかも。

えー、備忘録続きとなってしまい申し訳ありませんが
この年末、12月から来年2月までの3か月に渡って
キングレコードがNexus、Crime絡みでちょっと気が狂ったような
大規模な廉価再発を企画したようで、
そりゃあ僕としてはチェックしない訳にはいかないじゃないですか。

過去'11年と'13年には
合せて50タイトル弱がリマスターの上紙ジャケ化されていますが
('12年にはKENSO箱、'13年にはNOVELA箱も別途出ました)、
今回は価格的に見ても通常のプラケ(せいぜいデジパック)でしょう。
しかし今般の再発はトータル75タイトルと凄い数で、
しかもEARTHSHAKERとANTHEMをカタログに含んでいません。
てぇことはアレやコレがいよいよ再発されるかも知れん…
と期待が高まっちゃった訳ですよ。



全部のタイトルを記すのはさすがに面倒なので
僕的目玉をかい摘みつつ、概要を以下にメモしておきます。

まずは12月6日ですが、NOVELA関連をメインに25タイトル。
注目はGERARDのEP「夢の中の夢」(('85)の単体再発、
そしていよいよTOSHIO EGAWA'S GERARD名義の
「天使が舞い降りた夜」('94)がラインナップさたことです。
リマスターは期待できないと思いますが、それでも嬉しいよねこれは。

メタル方面ではPRESENCEの4タイトルが久々の生産となり
これを喜ぶ人もそれなりに居そうです。
更にはSTINGRAY、EMOTION、AIR PAVILIONという
実にアレな3枚も出るということで、
特にAIR PAVILIONは今回が初めての再発じゃないですかね?
僕は暫く前に中古盤を下北沢イエローポップで買いましたが、
結構面白いアルバムなんだよね。



続く'18年1月10日はメタルを含まず26タイトル。
OUTER LIMITSの“Misty Moon”('85)と「ペール・ブルーの情景」('87)は
アルタ ヴォス盤を流用するのか否か?がちょっと気になるところです。



最終2月7日は残りをまとめて全部出した感じの24タイトルで、
まずは今更感満載のMR.SIRIUS“Barren Dream”('86)。
これはねぇ、出すならかつでキングレコードがリリースしたレコードの
内容の通り出さないと意味がない。
その辺ちゃんとやらないといけませんよ?

他にはSTARLESSの“Song of Silence”('92)とかARSNOVA3枚とか、
(上記OUTER LIMITSもそうですが)元々キングレコードが
リリースに関与していないタイトルがちょいちょい混じっていて
些かナニな気分になります。
まぁ要らないヤツは買わなきゃいいだけの話ですわな。

4LDKの“4LDK for LDK”('88)はオリジナルの8cmCDをただ12cm化したものか、
それとも仙波基が'13年にネット公開した「25周年記念盤」か?
これも注目点です。

あと中島優貴の「幻想組曲やまとなでしこ」('84)。いや、僕は買うけどね。



前の紙ジャケ化の際「まとめ買い特典CD」に収録さたものが
今回幾つか単体で商品化されたのは、僕はこれいいことだと思います。
上代も相当抑えられているので「ちょっと気になる」くらいの1枚にも
手を出し易いんじゃないでしょうか。
ただ、だからといって新しい聴き手が増えるとも思えず、
まぁ、うん、ねぇ(苦笑)。
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やたらと買い直す'17年夏 [買い直し盤]

松岡直也とPRISMがアルバムデビューして今年で40年なんですって。
で、大手各社が共通で「J-FUSION40周年記念」と銘打って
旧譜を廉価再発しております。はい、勿論僕は殆ど興味ありません。

が、PRISMの“Live Alive”('81)が2枚組になったということで、
そりゃあ聞き捨てならねぇな!
UNIVERSALは自分のところで出したPRISMの初期4枚を今回全部出しましたが
WARNERは“Live Alive”とベスト盤“Prismania”('97)だけ…
中途半端ですがまぁ、ある意味正解。
'12年にはTOWER RECORDSがWARNER / MOON期の5タイトル(ベスト含まず)を
専売商品として再発しましたが、これとて最早5年前の話です。

-ともかく。
今回1枚追加されたことで+4曲、概ね30分の増量となりました。
“Unforgettable”の、当時の生演奏を聴けて嬉しかったです。

で、それはそれとして、僕は7月19日に出る
茂木由多加の“Flight Information”('80)が楽しみでしょうがない。
フュージョン枠だろうがなんだろうが、再発されるならそれでよしですよ。
あ、因みにこれは買い直しではありません。
今般初めてちゃんと聴くのです。


ジャンルはガラリと変わってPARADISE LOST“One Second”
('97-'12年4月21日エントリー参照)の20周年記念盤も7月再発だそうです。
ボーナスディスクは'98年のライブ。
こりゃーまぁ、いっとかなきゃしょうがないわねぇ。
あれ、そろそろ新譜も出るんじゃなかったっけ?
このバンドのCDは何が何でも全部買う!って
感じではなくなって暫く経ちますが、
それでも新譜のニュースを聞くと毎回気にはなります。



Delectus The Polydor & Vertigo Recordings 1973-1985 / VANGELIS
Vangelis: Delectus

Vangelis: Delectus

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Imports
  • 発売日: 2017/02/10
  • メディア: CD


購入を逡巡すること数か月
(3月17日にJON AND VANGELISのことを少し書いのは
これを買うかどうか迷っていた事を暗に示していたのですね)、
まぁ結局、はい(笑)。

「流氷原」と「大地の祭礼」のリマスターが聴きたかったので、
もうそれだったら「炎のランナー」も「南極物語」も
全部まとめて箱で揃えてしまおう!と。
ええ、ええ、後悔なんかしていませんよぅ。

…LPサイズの箱、また増えちゃったなぁ…。

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