地味渋ウィークエンド [泡沫盤]

なにしろパッとしない週末でしたわ。


■リリースから30年経って初めて聞いた1枚

ちょっと前になりますが、
実家から古いMarquee(B5版中綴じの頃のもの)をごっそり持ってきたのです。
で、それをぺらぺら捲っていたら思いがけず紹介されていたのが

Brainwash / TAILS BLUE / 1983
tails blue.jpg

ん、これは…MAUSOLEUMから出ていたヤツですか。
聴いたことはないけれどジャケットに見覚えがありますな。
しかしなんでこんなのがMarqueeに載ってるのだ?
と、よく読んでみると
「単純にメタルとは片付けられない要素」、
「時として極めてシンフォニック」
なんて書いてあります。

そりゃあアレじゃないですか、
ってんで某店のMAUSOLEUM Classix(デッドストック)在庫を確認して
即注文した訳です。

…なるほどこりゃあ不思議なバンドですね。
ベルギー出身の4人組。各パートの演奏は驚くほど達者です。
ギターと兼務する歌は結構酷いのですが、
まぁこの手のバンドにはありがちな話ですわね。

全6曲30分ちょっとはいかにもボリューム不足ですが、
後半3曲はなかなか良い感じです。
これはちょっとした拾い物でした。


■あれっ…なんか間違えてる…

先月今月と続いた
EMIミュージック・ジャパンのHARVESTレーベル廉価再発。
よーし、おじちゃんBABE RUTH聴いちゃうぞっ!
などと意気込んでいたのですが、何故か我が家に届いたのは…

Before I Forget / JON LORD / 1982
ビフォア・アイ・フォゲット

ビフォア・アイ・フォゲット

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2013/01/09
  • メディア: CD


一応HARVESTからのリリースではありますが。

基本、レコードでいうA面は2曲目の“Tender Babes”
(Cozy Powellのドッタンタッタカパーン!)しか聴かなくて、
B面のやたらと内省的な曲ばっかり再生しちゃうのであろうことは
分かっていつつ、Jon Lordの端正なピアノ演奏ってやっぱりいいよなぁ、
ってなもんで。

'82年と言えばWHITESNAKEが“Saints and Sinners”を出した年ですが、
事実上バンドは再編期にあってJon Lordも課外活動をする時間が
充分あったということなんでしょう。

結局、この後のWHITESNAKEにCozy Powellが入ったのって
Jon Lordが連れていったんですかね?
普通に考えれば仲を取り持つならNeil Murrayなんでしょうが、
このタイミングだとColin Hodgkinsonだし。
…細かい話ですが、ちょっと気になったもので。

取り敢えずアレです。
象さんの鼻を結んでしまうという発想は僕の想像の遥か範疇外だったので
このジャケットは非常に印象深いものがありました。
中身を聴いたのはオリジナルのリリースから
随分経ってからだったと記憶していますが。

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