こりゃイイ [新譜]

あぁ、これはどうやら僕にとって今年前半の大本命な気がします。
先日(19日)書いたNOTTURNO CONCERTANTEも凄く良かったけれど
あれは'20年のアルバムってことで。

Everbloom / SECRET GARDENS / 2022
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バンドに関する情報が少なくてちょっと困っていますが恐らくJoseph Arrington(ドラム)、
Reese Ortenberg(ベース)、そしてGreg Almeida(ギター)によるトリオ編成だと思われます。
活動拠点はNYということで間違いなし。
SECRET GARDENSとしての最初のリリースが'19年っぽいので
バンドとしてはまだ結構フレッシュな感じでしょうか。

で、肝腎のアウトプットですが…



-冒頭曲。
これだけ聴くとなんだよシンセウェーブかよって思われちゃいそうですが、
やっぱりなんだか一部様子がおかしいんですね。
人力の汗臭さとでも申しましょうか、そういう熱量の高さが感じられる。
そしてアルバムを聴き進めるにつれ楽曲と演奏はどんどん複雑怪奇になり
その狂暴性を増していきます。



ポストロック的な音響がメインではありますが地下メタルっぽいローファイ感もあって
サウンドメイクは結構ボーダーレスだと思います。
曲自体はハードなフュージョンというか、まぁこれプログレだよね。
基本はインストゥルメンタルですが
Andrew Wells(EIDOLAというバンドの人だそうです)を客演に迎えたボーカル曲が1曲あって
アルバムの流れに明確なフックを加えています。

むむむ、面白ぇ、これ凄ぇ面白ぇじゃん。
どこか特定のジャンルに規定されまいと必死にもがくミュージシャンの音楽は
聴いていてとても楽しいものです。

本作のテーマはズバリ「春」だそうで四季について全部やるみたいです。
'21年リリースの“Tundra”が「冬」なのかも知れませんが表記がないのでいまいちハッキリしません。
この、全般にやや不親切な感じも僕としては好ましく、正体不明な感じがね。

ここのところなんだかインストものに偏りがちな気もして、特に意図している訳じゃないのですが。



突然話は変わって、7月にコレ ↓が出ますね。



'16年、'17年と立て続けにアルバムを出したかと思えばその後5年間沈黙とかちょっと極端だよね。
そして残念なことにSharlee D'Angeloがバンドのラインナップから外れているようで、
後任はVictor Brandtという人だそうです。どうも若手っぽいですね。
調べるとENTOMBEDやDIMMU BORGIRなんて大御所の名前が出てくるので
(どっちも随分聴いてないなぁ)実力派ではあるのでしょう。
まぁまぁまぁ、なんにしても期待して待ちます。

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