びっくり再録音 [日々聴く音楽]

相変わらずゲームばかりやっているので単発ネタの短い作文で。



Bien Au-Dela Du Delire / FRANCIS DECAMPS ET PASCAL GUTMAN / 2022
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ANGE(再結成以前)の鍵盤弾きにしてChristian Decampsの弟、Francis Decampsが
Pascal Gutmanなるチャップマンスティック奏者(ジャズ畑の人らしいです)との
2人名義でアルバムを出しました。
これがなんとANGE3枚目「新ノア記」('74)の焼き直しということで
おっ!と思わず声が出ましたな。



ボーカルは勿論(Francisの歌は全然悪くないけれどやはり元が強烈過ぎて、ねぇw)
インストゥルメンタルのサウンドテクスチャーもオリジナルとはかなり趣を異にしていて、
これはJean-Michel Brezovarのギターが聴こえないのが一番大きいかなぁ。
ちょっと寂しい気もしますがその分シンフォニックプログレとしてのフォーカスは
本作の方が明確であるとも言えます。
各種キーボードについてもすっかりデジタル化されていて
オリジナルにあった郷愁は薄れていますが、かと言って冷たい感じもなく一種独特な味わい。
またエンジニアリングもスカっと抜けが良く非常にクリアなアウトプットになっています。
“Au-Dela Du Delire”に限らず'70年代ANGEをこういう音で聴いてみたかったと思う人は
結構多いんじゃないかなぁ。
これを一言でまとめると非常にシャープな印象。

更に“Le Chien, la Poubelle et la Rose”がボーナスとして収録されているのが味噌で
この曲はライブ盤“Tome VI”('77)で初披露されて以来スタジオ録音がなく、
今回が初のスタジオ版ということになります。
元々この曲はFrancis Decampsが歌っていましたし、実に納得の選曲であります。

これは僕、ちょっと面白い1枚だと思いました。なにしろ聴いていて楽しい。
ただまぁ、オリジナルを聴いた上で…という前提が外せないのも事実ではありますが。
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