書けるのもある [日々聴く音楽]

ちょっとマジでプログレ方面がアレなので無理に作文するのは止めます。
またそのうち、いつものように書きたくなるでしょう。



Holy Diver -Super Deluxe Edition- / DIO / 1983
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なんだこれ!?
-あ、またもやRhinoの企画ですか。目玉はJoe Barresi
('90年代になってのしてきたプロデューサー/エンジニア…人選としてはやや謎)による
'22リミックスってことになりましょうか。
…ド頭の“Stand Up and Shout”~“Holy Diver”を聴いた時点では
んーそんなに極端には変わんねぇなぁ…って感じだったのですが、
3曲目“Gypsy”のイントロにカウントの掛け声が入り、
終わりがフェードアウトではなくバシっとキメで終わるというのを確認して
本リミックスの方向性がなんとなく見えてきました。
これはアレです、録音当時の生っぽさを如何にして再現するかというのが主眼に置かれていて、
Vinny AppiceのドラムとViv Campbellのギタートラックは
相当色々なテイクをあれこれ繋ぎ直していると思われます。
セットの'22リマスター(オリジナルミックス)と聴き較べるのが実に面白いですな。

斯様、この手のリミックスについてはやはりまずオリジナルがあって
それとの比較で楽しむものだというのが僕の考えです。
いきなり本リミックス盤を定番とするのは、それは全然違うだろうと。

別盤、'83年Fresno公演の録音は珍しくRonnie James Dioの歌声がやや荒れ気味で、
これは本人が生きていたらあんまり蔵出ししたくなかったかも知れません。
演奏自体は非常に勢いがあって素晴らしく、いいライブだとは思います。

そして本セットの目玉は'22リミックスではなくて
アウトテイクとシングルの寄せ集めオマケ盤でした。
'83年シングル“Holy Diver”のB面曲だった“Evil Eyes”のWyn Davisによるリミックス
(Joe Barresiよりはまだ理解できるチョイスではあります)で聴き手の耳を惹きつけますが
本当にヤバいのは2曲目から7曲目のアウトテイク集で、
恐らくラフミックスの段階のものをJoe Barresiが整えたのでしょうが
いやぁ僕、これを聴いて初めてViv Campbellのギターが凄く良いと思ったのです。
今まであんまり評価してなかったのですよ、実は。
ちゃんとサウンドメイクも出来るし、(当時は)若いのにスッと引くギターが弾けるんだな。

また、↓ はアウトテイク集には含まれない曲ですが



“Holy Diver”というアルバムの楽曲が相当な割合でViv Campbell(SWEET SAVAGE)や
Jimmy Vainのアイディア/ストックに頼っていたのは恐らく間違いなくて、
その辺を踏まえるとこれまたコレ興味深いデビュー作だと言えましょう。

4枚組トールブック仕様はなかなか値も張るので正直ちょっと躊躇しましたが
結果買って良かったです。これなぁ、多分2枚目以降も順繰りにやるんだろうなぁ。
うーん、どこまで追うかなぁ…。



Nightside / WITCHERY / 2022
wthryns.jpg

diskunionで注文していたのをすっかり忘れておりました。
…別話題となりますがちょっと挟ませていただきますと
(7月4日再開は絶対無理だと思っていたものの)かれこれ1カ月もの間サイトは閉まったまま、
注文履歴が確認でけんので些か困っています。俺ぁ一体ナニを買ったんだっけ?と。
まぁまだ暫くかかる気がしますねぇ。
この際だからキチンとしたリニューアルを望みたいところです。

で、なんだ。WITCHERYね。
遂にと言うかなんと言うか、一部楽曲にキーボードが導入されてしまいました。



物語性の高い曲に必然性を持って使用しているのは充分理解しつつ
僕がこのバンドに一番求めているのは



有無をも言わさぬ暴力的突貫スタイルだったりするので
あんまりドラマチックなヤツを聴かされてもちょっと戸惑ってしまうのです。
起伏に富んだアルバムで、カッコイイ1枚ではありますが。

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