殆ど日記 [日々聴く音楽]

以下、物凄い独りごちな昔話をひとくさり。

twitterのタイムラインにやたらとTalboの話題が流れてきて、何事!?と思ったら
今年で発売40年なのだそうで、あぁ、そうなんだ、と。
で、ちょっと調べてみたら今は三鷹楽器じゃなくてイケベが販売しているのね。
ていうか、三鷹楽器って無くなっちゃったんですね
……しかし、びっくりするほどいいお値段するんだなぁ。

僕がTalboと言われてまず思い浮かべるのは中嶋一晃。
PAGEANT在籍後期は専らTalboを弾いていましたねぇ。
曰く、安くて丈夫、音だって独特だ!とライブで喋って一笑い取っていました。
当時('86年頃)Talboは超絶な不人気ギターで、
しかも東海楽器がいっぺん事業を畳む時期とも重なったので
物凄い叩き売りをされていたんですね。
中嶋一晃はその際これを手に入れて愛用していたと。

で、そんなTalboサウンドが聴きたくなってPAGEANTの「奈落の舞踏会」('87)と
「仮面の笑顔」('87)を引っ張り出してきたのです。
後者のオリジナルEPはなんとクラウンレコードの配給で、
「演歌のクラウン」がインディーズ時代に乗り遅れまいと迷走していた頃の話です。
同社がサンプラー的にリリースしたこれ ↓

The Indies Live Selection 86 to 87 / VARIOUS ARTISTS / 1987
indls.jpg

のオリジナルレコードには物凄い数のパンクバンドに混じって
PAGEANTとOUTER LIMITSが収録されていたりするのですよ。
'02年のCD化に当たってはさすがに両者共外されていました。あまりに毛色が違い過ぎるしな。
レコードに収録されていたPAGEANTの「人形地獄」は
「奈落の舞踏会」'06年再発CDに再録されましたが
OUTER LIMITSの“Marrionette's Lament”は再発モノへのボーナス収録が無いようで
えー、そうだっけ?実家に ↑のレコードがまだ残っているか確認しなきゃだわ。

…で、「仮面の笑顔」の再発CDを聴いて、結局Talboサウンドでもなんでもない
「エピローグ」のオリジナルバージョンに痺れまくるというなんだか訳の分からない結果に。
このオリジナルバージョンは'85年にMonolith Communicationsがリリースした3枚組ソノシート
“Progressives' Battle from East / West”に収録されたのがお初です。
そしてそのオムニバスを初めて聴いた時の異常な興奮が未だ強く僕の心に残っているのです。
なんか「エピローグ」のピアノはエレピ(多分CP-80)じゃないと耳にしっくり来ないのだ。
いや、しかしなんだ。僕はこの「エピローグ」という曲は
Ozzy期SABBATH的な要素すら包含したオカルトロックの一大傑作だと思っているのです。
貼れないのが残念ですが。



話変わって、昨晩YouTubeでこんなん見っけたんだけど…



どしぇ~、なんだコレ?
どうやら'81年に録音された2ndアルバム用スタジオデモ(プロデュースはColin Towns)が
発掘され、最初はそのテープをレストアしようとしたらしいのですがどうも失敗したみたい。
で、Brian Howeのボーカルトラックのみを残して演奏部分は新たに録り直したってことのようです。
Neil MurrayとRussell Gilbrookがリズム隊、Mick TuckerのギターにMalcolm Pearsonのキーボード。
そしてJeff Scott Soto、Steve OverlandにLee Smallの名前が客演として挙がっていて、
これは恐らくBrian Howeの不足分を補うための人達でしょう。なんか地味にそそります。
リリース元のConquest MusicってのはCliff Evansがやっているところらしく、
Mick Tuckerと並んで偽TANK絡みというのがちょっと気に入らない僕ではありますが。

それにしても、Janick Gersが脱けた後のWHITE SPIRITって産業ロック路線に転んだんだなぁ。
これは大変意外な事実でかなり驚きました。
まぁJanick GersだけじゃなくてMalcolm Pearson以外はほぼ総取っ替え状態だったので
この路線変更は分からんでもない気はしますが。

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