気付けばタラリと… [新譜]

僕の花粉症は鼻水メイン。
ドバドバ出る訳ではなくてふとしたタイミングでスーッと垂れてくるんだよね。
結構予測が難しいので気を抜いていると
マジでハナ垂れおじさんになってしまうのだ。
だからマスクしているほうが安心だったりするのです。



Overlords / WE CAME FROM SPACE / 2023
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およそプログレと称される音楽のエッセンスを全て詰め込んだかのような1枚。
物凄く良く出来たアルバムですぞよこれは。

ペンシルバニア州ピッツバーグから出て来た4リズムバンド、
アルバムとしてはこれが2作目ということですが
本作を含めてフィジカルリリースがないので情報を拾うのが難しかったんだな。
しかしピッツバーグねぇ…鉄鋼会社とアメフトチームくらいしか思いつかないので
プログレってのは物凄く意外な気がします。



冒頭のオケサンプルからメロトロンへ繋げる流れだけでも既にゾクゾク来ちゃう。
各楽器の演奏は技巧に富んでいて手の込んだアンサンブルを易々とこなします。
しかし一方でこのバンドの楽曲はどれもシリアスになり過ぎることを
意識的に避けていて、歌メロは徹底的にポップ寄りなのが面白いところ。
この大らかな感じは確かにアメリカっぽいと言えるかも知れません。
然るに10分超えの長尺曲が間延びするようなこともなく、
がっつり練り込まれた構成は大変素晴らしい。

録音は'19年から'22年にかけて行われたようですが
厚みのあるプロダクションできっちり今様のサウンドをアウトプットしています。
同時に各楽器の音色選びが'70~'80年代のノスタルジーを決して忘れていないのも
嬉しいところで、これは恐らく若いバンドじゃないよなぁ…と思って調べてみたら
キーボードのBill HubauerはNeal Morseと長いこと一緒にやってる人じゃないか。
他のメンバーについては特に目立ったキャリアはないようですが皆かなりの手練れで、
ギターのDave BuzardとBill Hubauerがバンドの主導的役割を担っているみたい。

断然このバンドはもっと世間の耳目を集めるべきだと思います。
例えばINSIDE OUT MUSICからリリースされてもなんら不自然さはないよコレは。

単発ネタで短文でしたがなんか早いトコアップしておきたかったので。

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