一通のメールから [買い直し盤]

切っ掛けは先週金曜日の晩、bakune氏からのメールでした。
彼の自宅PCに繋いだスピーカー、
その接続が左右間違っているかも知れない、と。
で、「黒い安息日」の鐘の音とTony Iommiのギターは
それぞれ左右どっち側で鳴っているのかを確認してくれ、
との内容でした。

BLACK SABBATHでチェックするというのがとても彼らしくて、
しかし確かにあのアルバムはステレオ感バッチリだもんなぁ
なんて感心しながらヘッドフォンで“Black Sabbath”を聴き始めたのです。

結局、そこから週末一杯掛けて
BLACK SABBATHのアルバムを全部聴き直してしまいました。

因みに鐘の音は右側、Iommiのギターは左側で鳴っていました。
bakune氏、スピーカー接続し直しです。
その旨をメールに打ちつつも、
どんどん音楽に集中してしまって
返信の作文が適当になっちゃいました。

いや~、やっぱりSABBATHはイイ!!
歌い手がどうとか楽曲のスタイルがこうとか、そういうのは関係無し。
だってどれもこれも全部いいんだもん。

…すいません。
Ice-Tがラップで出しゃばる“The Illusion of Power”、
あれだけはちょっとイラっとするな。

-さて。
そんな聴き直しの中で、案の定リピートしてしまったのが

Heaven and Hell / BLACK SABBATH / 1980
Heaven & Hell

Heaven & Hell

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Rhino / Wea
  • 発売日: 2008/10/07
  • メディア: CD


当たり前過ぎてこのブログ的には詰まらないんですけどね。

しかし僕にとって、リアルタイムのBLACK SABBATHというのは
Ronnie James Dioとの短い蜜月を経て、
ゴタゴタと喧嘩し始めるこの頃のSABBATHなので
どうしても思い入れが…ね。

いやー、それにしても。
本作もANGEL WITCHの1stに負けず劣らず、
一体何回買い直ししたんだろう?
(ANGEL WITCHについては5月26日エントリー参照)

日本フォノグラムのLPに始まって、同社CD →
テイチク(Castle)CD → ビクターCD → RHINO CD(Box)
→ ユニバーサル紙ジャケ2枚組と、
…あー、6回も買ってるのかぁ…。

確かLPの解説を伊藤政則(酒井康だったかな?)と大貫憲章が書いていて、
大貫!?ロンドンナイトが何故サバス??
と首を傾げたことが思い出されます。
後に大貫がかなりのBLACK SABBATH好きであることを知り、ちょっと見直したりして。

僕はこのアルバムについて、
例えばbakune氏がちょっと苦笑いしちゃう
“Wishing Well”なんかも含めて
捨て曲なんか1曲も無いと思っているのですが、
今回は“Lonly is the Word”にがっつりハマりました。

改めて凄い曲だよなぁ、これ。
特にTony Iommiのギターについては、
この1曲でその魅力の全てが聴けるんじゃないか?
ってくらい素晴らしいソロが延々と続きます。
そして、手癖で動きまくるGeezer Butlerのベースがまた、
大変に素晴らしいサウンドで絡むのですよ。

-'07年の来日でHEAVEN AND HELLのセットから
この曲が外されちゃったのは大層悔やまれるところです。
逆に、Radio City Hall公演のライブ映像が遺ったのは僥倖でしたね。

いや、でも、やっぱりこの曲はナマで聴きたかったなー…。

結局のところ、バック トゥ ベーシックと言われて僕が辿り着くのは
多分本作なんだろうという、確信めいた感覚を得た先週末でした。
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