冬休み映画DVD祭り [たまには映画]

長休み恒例の映画DVDについて。
長休みっつっても今年は短い冬休みだったので本数は控え目です。

1.「プレデターズ」 / 2010
こういう映画に過度な期待をしちゃイカンのです。
最初からバカ映画だと思って見れば大抵面白いんですから。

大した見せ場もなく、アッと言う間に死んでしまう
Danny TrejoやLaurence Fishburneは中々に可笑しい。
そして「戦場のピアニスト」で鮮烈な印象を残したAdrien Brodyが
本作ではマッチョな主役を張っていますが、
案外違和感は無かったですね。

幕引きが如何にも曖昧なのが気に入りませんが
(もういい加減続編は要らんと思うんだ)、
うん、これ、家で見る分には充分時間潰しになりますよ。
少なくとも見て損をしたとは思わなかったな。
「エイリアンvs.プレデター」よりは全然イケると思います。

2.「処刑人 II」 / 2009
10年も間を空けて完全な続編を作るのって、どうなんでしょうね?
前作の主要キャストをきちんと揃えたのは立派だと思うし、
正常にインフレを起こしている演出もOKだとは思います。
でもこれ、前作を見てないと半分も楽しめません。

ああ、そうだったっけ…なんて思い出しながら見るのももどかしく、
僕は途中で再生を止めて前作DVDから見直しちゃいました…。
もうちょっと記憶がフレッシュなうちに作って欲しかったなぁ。

110分+117分…続けて見るのはさすがに疲れます。
詰まらない映画じゃないだけに、
10年の空白はとても勿体ない気がしました。

これのせいで、今回入荷した「サブウェイ123」をまだ見れていません。
ま、慌てる事も無いんですけどね。

3.「メルキアデス エストラーダの3度の埋葬」 / 2005
メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬 スペシャル・エディション [DVD]

メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬 スペシャル・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • メディア: DVD


あら意外-
Tommy Lee Jonesってちゃんとした映画が撮れるんじゃん。
序盤のカットアップ的な編集がちょっとゴチャついていてイラっとしますが、
それが落ち着いてくると俄然面白くなります。

Tommy Lee Jonesが自分で主役を演ったのはまぁ、仕方がないとして
脇のBarry Pepperがかなり良かったですね。
夏休みに見た「25時」にも出ていましたが、
やっぱり「プライベート・ライアン」の狙撃兵役が印象に残ってるかな。
この人、かなりいいんじゃないでしょうか。

いや、実に面白かったです。
爽やかで、どこか寂し気な余韻を残す王道のロードムービーだと思います。
今回見た中では一番良かったですね。

4.「ラストマン・スタンディング」 / 1996
今回揃えたのは割と新し目のタイトルばかりだったんですが、
これだけ'90年代の映画ですね。
…3本¥3,000-キャンペーンの3本目、どうにも見たいヤツが無くてですね…。

Walter Hill版「用心棒」です。
8連装を2丁拳銃で30発くらい撃ってから
演出上のリロードを行うというマンガっぷりですが(笑)。

特筆すべき点がある映画では無いんですが、今回改めて見て
これ、音楽はRy Cooderだったんですね。
ちょっと調べてみたら、本作や「ロング・ライダーズ」以外にも
随分たくさんWalter Hillの劇伴をやっているんですな。
…いや、音楽単体としては全く僕の守備範囲外ですが
この映画にはとても良く合っていて良かったです。

5.「ハート・ロッカー」/ 2008
爆発物処理班という着眼点良し。
中東イラクの戦後処理という設定良し。
なにより、内面がどこか壊れている役を演らせたら当代指折りの
Jeremy Rennerを主役に据えたのが良いですな。
「SWAT」の悪役はもとより、「28週後」では最後まで善人の役だったのに
やっぱりどこかキレているんですよね、この人。

131分の長尺、
中盤から終盤に掛けて物凄く緊張するシチュエーションが続きます。
僕はドキドキしながら画面を食い入るように見入ってしまって、
全く目が離せませんでした。

…でもね。
アカデミー賞はやっぱり「アバター」で良かったんでないの?
というのが最終的な感想です。
だって、余りにティピカルで
意外性もへったくれも無いんですよ、この映画のオチ。

朝鮮、ベトナム以降を舞台にしたアメリカの戦争映画って
大体全部こんなんですから、まぁ、普通と言えば普通なんですけど。
だったらオスカーはJames Cameronにあげても良かったんじゃないかと。
あっちはあっちで説教臭いテーマが見え見えですけど、
少なくとも見てくれを娯楽作として徹底した分潔かったと思うのです。


ともあれ、全般に当たりタイトルが多かったので
夏休み('10年8月13日エントリー参照)よりは全然楽しかったです。
逆に、深夜のテレビはあんまり面白い映画やってませんでしたね。
去年の正月は国分太一の噺家のヤツ(タイトル忘れた…)とか、
結構良い掘り出し物を流してたんですけど。

…次はGWですか。
なんか飛び石みたいだし、そもそも休めるのかな、今年…。
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