客層に合わない音量 [生演奏]

一所懸命エントリーを更新しようとする余り
ここのところ作文が適当、かつ短くなっていました…海より深く反省。
もっとちゃんと書かないといけませんね。

しかし、今日はちょっと悪口が多いです。すいません。


11月4日(金)-独り川崎へ。
イタリアン ロック フェスティバル初日。

DVC00056.jpg

実に何十年振りのチッタ。
マジで、下手すりゃ20年振りとかじゃないですかね。
ここで最後に見たのはKREATORかBROTHER BEYOND(!)かってなくらいなもんで。

事前の予想に違わず、おっさん率が異常に高いです。
そして意外なことに、おばはん(失敬)も結構いらっしゃいましたな。
きっと僕も違和感無く(?)その場に溶け込んでいたんだろうなぁ…ヤだなぁ。

¥500のハイネケンを3口で流し込んでさっさと自席へ。
100枚だか150枚限定だか知らんけど、馬鹿みたいな値段のTシャツなんぞ要らねぇっつうの。
同じ暴利でも、客層が若い分メタルの方がまだ良心的だよなぁ。
ホント、足もと見るのも大概にせぇって感じです。

ELOの“Discovery”(しかも何故か全曲じゃないんだよコレが)が
繰り返し流されるPAにイラっとしながら開演を待ちます。
イスが固くて、
うがー、これ腰がもつかなぁ…
なんて心配をしてしまいました。
日比谷に較べりゃまだ全然マシではありましたけど。

そんなこんな、いよいよ初手、TRIPの演奏が始まります。
…ナニ演ってるのか分かんねぇ…。
なんだこの酷いPAは!?
アンサンブルがシンプルな分音量を上げたってか?
アホか!

只でさえここはFurio Chiricoのドラムが馬鹿デカイんだから
まずはそこを抑えなきゃ駄目でしょうが。

なんかもう、いきなり苦痛。

帽子被った若いギタリストがやたらと前に出てきてIbanezを弾きながらどや顔で歌い、
よぼよぼのArvid Wegg Andersen(ベースは弾かずにちょこちょこ歌うだけ)は
所在なさげにステージをうろうろする…なんじゃこりゃ?

こんなんならFurio Chiricoのドラムソロ1時間聴いてる方がなんぼかマシってもんだ。

煙草喫いに出てしまいたかったけれど、
通路まで他席を横切るのも悪いのでひたすら我慢。
いきなり不機嫌さ満開の僕(苦笑)。

地獄のような1時間が終わって早々に喫煙所へ。
しかめっ面で煙草喫ってたらサンスポの競馬記者(学校の先輩)とばったり。
お互い苦笑しつつ、ひとしきり酷い音響を嘆きました。
僕はこの日1日だけでしたが、彼は都合で3日見るとのこと。
んー、やっぱり凄いねこの人は。
なんだかんだ駄弁っていたらGOBLINが始まっちゃったので急いで席へ。

相変わらず音量過多。
Massimo Moranteのギターが聴き取りづらくて参った。
禿げた若いベーシストのRickenbackerは凄く良くて、
ちょっとサスティーンが足りないもののゴリっとしたいい音を鳴らしてました。
鍵盤2人も八面六臂、ちょっとしたシーケンスフレーズを普通に手弾きする
Maurizio Guariniには妙に感心してしまいました。

“Aquaman”を演らなかった以外は選曲に不満もなく、
この日一番良かったのは間違いないでしょう。
なんか、2日目はトリだったからアンコールで“Aquaman”演ったみたいですね。
んー、聴きたかったなぁ。

大音声にグッタリして煙草を喫いに出る気力もなく、
またもPAから流れるELOの“Wishing”がやけに心地良かったりして。
今日、この曲何回聴いたっけ(笑)?

PFMは…なんかぐだぐだでした。
アコースティック楽器が入ってアンサンブルが複雑な分
PAも落ち着いていて、音響的には一番良かったんですけれど…
Franco Mussidaはアコギは巧いのに、
エレキに持ち替えると途端に演奏が怪しくなります。
特にソロでハイフレットのチョーキングをしようとするとかなりボロボロ。
なんだかネックが凄く握りにくそうで、それなら無理にレスポール使わなきゃいいのに。

Patric Djivasが親指含んだ3本指でベースを弾くのには吃驚しました。
この人はとにかくやたらと巧かったです。
ヘンなヘッドレスベースにクリップチューナー付けてるのはカッコ悪かったけど。

Franz Di Cioccioのお調子者振りが鼻につき、
なんだか素直に音楽を楽しめず。
我ながら気難しい僕。


全般の感想として、PAはもっとなんとかすべきだと思いました。
基本イスに座って、暴れない高齢客。
音場の安定はこの上なく、楽器数も少ない → 多いバンドへと順番に演奏した訳で
アンサンブルも読み易かった筈です。

しかし、ロックだから大音量、みたいな安易なPAが色々台無しにしてしまった。
こっちはメタル聴きに行った訳じゃないのよ。
つーか、OPETHのPAとか、あまねく全てのPA屋は参考にすべきだと思います。
馬鹿みたいな大音量など出さなくても、ちゃんとロックは成立するんだよね。

なにも楽しまれた方々について水を差す気はないのですが、
僕個人としてはちょっと演奏を楽しむところまで辿り着けなかった。
お客さんの雰囲気はとても良く、演者も楽しそうだったんですが…
なんだか残念なコンサートでした。
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コメント 2

shinmei_t

あー、あの人、いたんだw。
by shinmei_t (2011-11-07 08:26) 

ターこう

>shinmei_t
むちゃくちゃ元気そうでした。
by ターこう (2011-11-07 20:22) 

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