タイトル長すぎるから ↓ に逃げます [泡沫盤]

“Lay Down Your Soul to the Gods Rock'n Roll”なんていう、
恐ろしくイカした歌詞書けるヤツが馬鹿な訳なかろう



KING CRIMSONの“Larks' Tongues in Aspic”40周年記念盤、
案の定国内リリースが31日にズレましたね。
もう、怒るのもアホらしくなってきたよ僕は。
しかしこれで31日はGROBSCHNITTが9枚、
同時発送のMike Oldfieldが2枚にこれが加わってしまって
どう考えても聴かないヤツが何枚か出てしまいそうです。
…CRIMSON、実は輸入盤の15枚組も予約しちゃったんだよね(←…馬鹿)。


-ところで。
カケハシ・レコードの
「コンセプト・アルバム&ロック・オペラ名作選」という特集を
つらつら眺めておったのです。特段内容に文句がある訳ではありません。
'80年代以降が見事にスルーされていたのはちょっと悲しかったですが。

で、急に聴きたくなったのがこれ ↓

At War with Satan / VENOM / 1984
At War With Satan

At War With Satan

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Castle
  • 発売日: 2008/01/01
  • メディア: CD


LPでいうA面のみですが、約20分に渡って壮絶な地獄絵巻が
コンセプチュアルに繰り広げられます。
単曲を寄せ集めて曲間をなくしただけ、
という揶揄もありますが
そりゃあ乱暴な言い掛かりってもんです。
主題となるリフ(この時期のVENOMにはメロディがないからね)があって、
筋のあるお話に沿って進行する立派な大曲ですよ。

なんであれ一番最初に何かをするというのは偉いもんで、
この手の音楽の嚆矢である彼らが
やはり初めてこういう曲を演ったというのは
相当に意義深いものがあると思うのです。

改めて聴いてみて
やっぱりAnthony Brayのドラムは酷ぇなぁ(苦笑)
とか思っちゃいましたが、
B面を含めてかなり良く出来たアルバムですよ、これ。

NEAT RECORDSのオリジナルLPはエンボス加工のWジャケット
(ハードカバーを模した体裁)に収められていて、
パッケージ全体としての完成度も高かったしね。
当時は宣伝にも力を入れていたようで、
'02年の再発CDでは数種類のTVCM音声を聴くことができます。
結果としての英国アルバムチャート64位は
良かったのか悪かったのかいまいち分からないけれど。

CDは上記'02年のCASTLE盤の他、
'93年のテイチク盤が我が家のCD棚に鎮座しています。
オリジナルLPは実家にあるので、
なんだかんだこんなの3枚も持ってるんだな、僕は。


ちょっと作文が短かったので余談を。

VENOMというバンドについては一般的に上記の3枚目まで、
百歩譲っても次の“Possessed”('85)までという評価が
多勢を占めておりますが、
僕はその次の“Calm Before the Storm”('87)と
CRONOS(バンド名の方ね)の3枚がとても好きだったりします。
VENOMの名前で出す音として相応しかったかどうか?
という点で“Calm Before the Storm”が
「まとも過ぎる」という批評は的を射たものではありますが、
ちゃんとした楽曲をちゃんと演奏したら貶されるってのは
ミュージシャンとしては堪ったもんじゃないよなぁ。

脱退した筈のJeff DunnとAnthony BrayにVENOMの名前を奪われ
CRONOS名義となった2枚(3枚目は編集盤)も同様で、
どれもいいアルバムなんですけどね。
特に“Dancing in the Fire”('90)は本当にカッコいいメタルが
ばんばん飛び出す名盤なんですよ。
“Bad Reputation”なんていう意外なカバーも入っていたりして、
Conrad Lantという人をミュージシャンとして認識する為には
是が非でも聴いておくべき1枚だと思うのです。

僕にとってのVENOMはConrad Lantという個人と同義であり
紆余曲折を経た今、VENOMの看板をこの人が背負っているのは
至極当然のことだと考えます。

そして願わくば、
CRONOSの諸作がリマスター再発されることを
望みたい今日この頃です。
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