枕ネタの寄せ集め? [日々聴く音楽]

創元社の「日本探偵小説全集」を12冊まとめて買い直しました。
刊行当時は(経済的なことなど色々あって)
歯抜けで全部揃わなかったので今回一気に買うたったわい。
1巻初っ端の黒岩涙香が時代柄もあって文章として読みにくい
(この人の書く文語体には妙なリズムがあるのでそれに乗ってしまえば
そこそこ読めるのだけど、やはり句読点がないのは相当キツイ)のですが、
この先暫くの間は活字の猟奇にまみれた日々を送ることになりそうです。
久しぶりに読み直すタイトルばかりなので、実に楽しみな今日この頃。



昨夜はふと思い立って(毎度唐突ですが)
Anthony Philipsの“1984”('81)を聴いていたのです。
で、途中僕はハタと膝を打った訳ですよ。
このアルバムに聴かれる(意図的に)無機質な音響と
温かみのあるアナログシンセサイザーの音色が醸し出すコントラストは
東海林修の
「DIGITAL TRIP さよなら銀河鉄道999 シンセサイザー・ファンタジー」('81)
と全く同じじゃないか!と。

奇しくも両者'81年のアルバムということで、
なんだか大発見をしたような気分になって
夜中に独りではしゃぐおっさんの図(キモくてどうもすみません)。
DIGITAL TRIP~さよなら銀河鉄道999シンセサイザー・ファンタジー~(紙ジャケット仕様)

DIGITAL TRIP~さよなら銀河鉄道999シンセサイザー・ファンタジー~(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: 東海林修
  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2010/02/24
  • メディア: CD


んー…あらら、なかなか凄い値段になっちゃってますねぇ。



そして先日書いたNIGHTINGALEからの繋がりで…

Doomain / MEMORY GARDEN / 2013
DOOMAIN

DOOMAIN

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: METAL
  • 発売日: 2013/04/12
  • メディア: CD


NIGHTINGALEは元々Dan Swanoが独りで始めたプロジェクトでした。
続く2枚目のアルバムにDag Swano(Tom Nouga名義)が加わり
兄弟2人体制でもう1枚アルバムを制作しました。
そして4作目を作るに当たってはライブ演奏を意識したのだろうと思われ、
リズム隊を迎え入れたNIGHTINGALEは遂にバンド化を果たします。
以降メンバーチェンジもなく今に至るのですが
この際リクルートされたドラマー、
Tom Bjornが在籍していた(現在も掛け持ち)バンドこそが
このMEMORY GARDENなのです。

1996年のデビュー以降アルバムは5枚(Tom Bjornは2ndからバンドに参加)、
本作は目下のところ一番新しいアルバムとなります
(去年の終わり頃からレコーディングをしているみたいなので
早晩最新作が出るだろうと思いますが)。



Rob Lowe期のCANDLEMASSみたいな…というのは
我ながらやや乱暴過ぎるかもしれませんが
このバンドのギタリストSimon JohanssonはABSTRAKT ALGEBRAや
FI5TH REASONのメンバーでもあり、その筋を好む者からすれば
あぁ、やっぱり繋がってるのね、と納得せざるを得ないのではないかと。
Dan Swanoとの接点で言えば
EOSの“Crimson II”('03-'12年2月21日エントリー参照)で
Mike Weadと2人でリードギターを演奏していますね。

本作にはおまけCDの付いた2枚組限定盤もあり、
そのおまけ盤にはこれまた聴き手をニヤつかせるカバーが
収録されていたりするので、実に色々と面白いバンドなのですよ。

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