新しいのも聴いてはいる [新譜]

GW頃から年寄りの早起きみたいな現象に見舞われ、
そこからどんどん睡眠時間がズレてしまい
ここ数日は20時になるともう眠くて、
うっかりウトウトしてしまおうものなら1時に目が覚めてしまう。
なんなんだこれは?
特に精神的ストレスとか感じるアレもないし、ちょっと困っています。
…我ながらどういう枕よ?



5th Season / 5TH SEASON / 2023
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演奏者名をバンド側の意向に沿って正確に記すなら
5th Season feat. Durga McBroom & Jukka Gustavsonとなりますが、
本作は客演の名前に頼る必要なんかない堂々たる力作だと思います。
Jukka Gustavsonについては同郷の先達(WIGWAM)なのでまぁまぁまぁ、
って感じですがDurga McBroomって言われてもなぁ。
David Gilmour主導のPINK FLOYD(のツアー)で
バックボーカルをやった人って言われても正直あんまりピンと来ませんもの。
あぁ、あの♪ウゥウ~とかアァア~が入ってんだな、くらいのもんで。

-フィンランド内陸部、タンペレ出身の4人組によるデビューアルバム。
影響元としてPINK FLOYD、GENESIS、PROCOL HARUM辺りの名前を挙げており、
概ねそれらの名前から想像されるアウトプットを聴かせます。
自ら'70sスタイルと名乗る通り徹頭徹尾オールドスクールで、
ポストロック的音響なんざ微塵も感じさせません。



全編英語詞なので北欧感も薄く、
耳触りとしてはほぼブリティッシュプログレかなぁ。
しかし沈み込むような内省的主観に支配されている訳でもなく、
総体としてはサウンドに妙な爽やかさがあって
そこがこのバンドの特徴的なところだと思います。
後味のスッキリ感ね。

これは良く出来たアルバムだと思います。
例えば同じタイミングで聴いたRANDOM EARTH PROJECT(未作文)に比して
全くひけを取らない程度の内容であると考えます。
あっちはなんか突然ベタなブルースが混じってきたりするからなぁ。
まぁそれがPINK FLOYDっぽいっちゃそうなんだけどさ。



一方6月中旬にリリースされるのは

Burning Memories / ALTER OF OBLIVION
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デンマークの中堅バンドがレコ社移籍の後に出す5曲入りEP。
フィジカル(レコード)は更に1曲追加があるみたいです。
スローテンポだけに頼らないヨーロピアンドゥームメタルは
勿論僕の大好物でありますからSHADOW KINGDOM RECORDS時代のアルバムも
ざっくりとひと通り聴いてはいましたが…



割と早いテンポのリフを刻むことは以前にもありましたが、
こんなブラックメタルっぽいトレモロピッキングはちょっと記憶にありません。
そしてなによりメロトロンサウンドが高らかに鳴り響いちゃう
ドゥームメタルってのは大変面白い試みだと思います。
いや、これは目(耳)新しくてかなり新鮮ですぞ。
来年発表予定のフルアルバム(4枚目)の前哨ということで、
そちらも含めて実に楽しみじゃありませんか。

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