買うのと、買わないのと [新譜]

Roger Watersの「狂気」録り直し版について、
結論から申し上げれば買っていません。
ちょっと迷うところもあるのですが
オリジナルを超えることは絶望的に無理だろうし、
製作意図についてもなんかごちゃごちゃ言うてますが
僕としてはえっ、何言ってんだコイツ?って感じだし。

僕はPINK FLOYDが“The Wall”から
どんどんおかしくなっていく過程にあって
常にRoger Waters擁護派でありましたし今だってそうです。
Dave GilmourのPINK FLOYDは見に行っていないけれど
Roger Watersはちゃんと生で見ましたしね。

だけどさぁ、だけども今更「狂気」をやり直すってのは
さすがに蛇足なんじゃねぇの?って思っちゃう訳ですよ。
Roger Watersも年食ってヤキがまわっちゃったのかなぁ、なんて。

コロナ禍にあって



色々と過去を振り返っているうちに
じゃあいっそのこと…
って思うのは、それは人情として仕方がないと思うのですよ。
しかしそれにしたって「狂気」をやるってのは、それはどうなんだ?
勿論これを録り直すことで今更この人の晩節が汚れることもないでしょうし
実際はそこそこ持ち上げられたりもするだろうしね。
ただ厳しいこと書いちゃうと、
もうこの人には往年の「怒り」成分が無くなっちゃったんだと思います。
世界に対するシニカルな視線がすっかり弱くなってしまったのはしかし、
年齢を考えればやはり致し方ないところなんだよな。

まぁそういうことなのでコレ僕は聴かないよ、ガッカリしたくないからね…
という決意表明文だったのかこの枕は、と
ここに至って気づいた僕であります(苦笑)。



一方、



なんてこった。実に40年振りの新譜ですって。
…ん?ちょっと待ってくださいよ、Eddy Malm居ないの!?
僕はHEAVYLOADのボーカル持ち回りにおいてRagne Wahlquistの方が好きなので
文句言うのも変なのですが、やっぱりEddy Malmの
思いっきりリキんだ歌声もないとそれはそれで寂しいじゃないか。

Eddy Malmは



こっち一本でやっていくってことなのかしら。
うーん、それにしてもこのセルフカバーは素晴らしいよな。



欧州盤CDが平気で¥3,000を超え始めてうひょ~とか声を出しつつ、
しかし僕が中学生の頃の欧州盤レコードも同じような値段だったよな、
なんて思い出したりもして。

つーか、案の定枕の方が長かったw

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