この週末桜はいかがなものかしら? [シリーズ作文]

天気はいまいちっぽいけど…

前回作文ではBAD OMEN RECORDSの7"について書きましたが
他もこの春は良いアルバムがたくさんでぼかぁ嬉しいです。
dying victims PRODUCTIONSから出たIRON CURTAINの新譜とか
COLTREの1stフルアルバムなんてちょっとトリ膚もののカッコ良さだもの。

-言うても今日の作文は全然別の話です。



シリーズ作文 盤無き好作 その6

From Sand To Stardust / FROM SAND TO STARDUST / 2024
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フランスはリヨンのトリオが放つデビュー作は全4曲で30分弱。
リヨンって聞くと僕はどうしてもMARILLION“Bitter Suite”の一節を
思い出してしまうのですが、まぁそれはこの際どうでもいいわな。
アートデザインを見れば
あ、こいつまたドゥーム、サイケ方面推してきやがった!
ってなりましょうかねぇ。えーと、半分正解です。
当然僕もそっちを期待して聴いたのです。
しかしこれがちょと違いまして、



変拍子でグイグイ引っ張るオープニングから、
トーンを落とすとほのかにジャズっぽいノリが顔を出します。
しかも殆どキーボード無し。
こういうのは僕、あんまり聴いたことがないかも知れん…
ってんで途端にのめり込んじゃったのです。
徹底的にアンサンブルを重視している様子で
殊更主メロディを主張することはしないものの、
ギターとベースが目まぐるしく入れ替わるのが滅茶苦茶カッコイイのだ。
もっと直截的に4ビートを主体とした曲もなかなかに瀟洒で、
いやお洒落ドゥームロックってどんなんだよ、と。



全般にまどろむようなサイケ感よりも凝ったリズムを土台に構築される
図太いサウンドのジャズロックというのが正解なんじゃないかと。
いや、ジャズロックとしても相当に異端だとは思うのですが。
んー面白い。これは面白いよ。

近々のリリースではスイスのベテランMONKEY 3が
国内専門店でも取り扱われているようで、
まぁしかしそれにしたって碌々話題にもなっていないしなぁ。
あ、因みにMONKEY 3はもっとスペーシーかつ今どきのサウンドで、
そうかと思えばあからさまにPINK FLOYDだったりもして。
こちらもいまいち想像し辛いかも知れませんが。

どっちにしろこの手の(しかもフルインストゥルメンタル)は厳しいよね。
うん、勿論知ってましたけどね。
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