寒暖の差がキツい毎日 [たまには映画]

なんだか体の調子が狂っちゃいますよ。


だからという訳ではありませんが
'12年後半のお気に入り、全然作文が進みません。
なんかイマイチ気が乗らないんですよね…。
しかし色々積み残している感じはどうにも気持ち悪いので
取り敢えず今日はこっち↓を片付けましょう。


■正月映画DVDの感想

今回は4本です。なんつーか、苦し紛れのチョイスだったので
あんまり集中して見ていないというか。


「ビッグ・リボウスキ」 / 1998
僕はねぇ、僕は特段コーエン兄弟の映画が好きって訳じゃないのですよ。
しかし「ミラーズ・クロッシング」('90)で注目を浴びて以降
暫くは映画館へ見に行っていたし、なんだかんだDVDも結構持っているんだよなぁ。

このタイトルは「ファーゴ」('96)の次でしたね。
シャツの脇に汗をかかせたら世界一の俳優、
ジョン・グッドマンが「バートン・フィンク」('91)以来の
コーエン映画出演ということで、
やっぱり映画館に足を運んだのを覚えています。

本当に、ジョン・グッドマンの演技の「汗みどろな感じ」って凄いですよね。
僕は'91年に「バートン・フィンク」と
「ラルフ一世はアメリカン」を見て以来この人のファンです。
いわゆる典型的な性格俳優でありながら、
笑顔一発で人柄の良さを滲ませるという反則技の持ち主でもあります。

お話自体はぐだぐだの極みで、カタルシスもなんもありません。
概ねの問題は未解決のままだし。
しかし、このぐだぐだの連続こそが人生ってもんだろ?
というコーエン兄弟の意図は良く伝わります。

んー、だけど僕、正直この映画では笑えないな…。


「カウボーイ&エイリアン」 / 2011
フツーに面白かったでーす。
以上!


「エレファント・マン」 / 1980
なんで今更…って感じですが、3タイトル同時注文なら
1本¥1,000-の3本目ということで。
僕、良く考えてみればこれ、ガキの頃にTVでやったのを
1回見ただけのような気がしたのです
(DVDを見直して、その後名画座でも見たことを思い出しましたが)。

デヴィッド・リンチの人情映画、
ってのは感想としては酷くおかしい気もしますが
実際そういう感想になっちゃうんだから仕方ないですな。
出てくる人達は漏れなくどこかが壊れているのに、
なんだかイイ話に落ち着いていくという変な映画。

この当時40代のアンソニー・ホプキンスはえらく男前です。
モノクロってことも大きな要因かと思いますが、
この人っていつも頬っぺが赤くて垢抜けないという
イメージが強いものですから。

別にこれを見て泣くということはありませんが、
ヒトとしての尊厳という普遍的なテーマに物凄い変化球で挑んだ
デヴィッド・リンチ、やっぱり只者ではありませんわね。


「トゥー・フォー・ザ・マネー」 / 2005
トゥー・フォー・ザ・マネー (ユニバーサル・セレクション2008年第4弾) 【初回生産限定】 [DVD]

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今回の意外な当たりはこれ。地味だけど。
D・J・カルーソーって監督のタイトル、
僕は初めて見たんですがなかなか丁寧な映画を撮る人ですね。

久々に見たレネ・ルッソ
(なんかいつもスピルバーグの奥さんと混同しちゃうんだよね)も良かったし、
アル・パチーノは…いつものアル・パチーノでしたが(笑)。

スポーツ賭博という、珍しくも新鮮な題材を
田舎者のビッグサクセスというアメリカンドリームに絡めた
ダン・ギルロイの脚本はやや大袈裟過ぎる
(実話ベースと言われても全然信じられないくらい)きらいもありますが、
僕はこういう爽やかな終わり方をする映画は好きだなー。

本編122分はほんの少しだけ長い気もしますが、
監督の丁寧な語り口に免じて良しとしましょう。
うん、面白かったな、これ。
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