全然褒めてない [新譜]
特段虫の居所が悪いって訳でもないのですが
今日は全般にちょっと辛口かも知れません。我ながら良くないとは思いつつ。
Il Risveglio Del Principe / CELESTE / 2019
えーと、勿論聴かなきゃ始まらない1枚なので少し前に予約しておきました。
一聴、確かに'76年デビュー作との地続き感はバッチリで、
まぁしかしやや薄味な印象は否めず。
加えて録音があんまり良くなくて
ピアノ(楽器じゃなくて強弱法の“p”ね)で演奏された幾つかのトラックが
ミックス時に聴こえなかったものだから
ボリュームフェーダーをドーンと持ち上げちゃったんでしょうね。
結果耳障りなホワイトノイズがそこここでサーッと鳴り響くという。
おいおいおい今や21世紀も20年が過ぎようとしてるのにコレですかぃ?
いやこれビンテージの蔵出し感を演出するためにわざとやったのだとしたら
大したものですが、多分そうじゃないよねぇ。
-と、嫌味たっぷりですけれども(苦笑)
実際そんなに悪いアルバムじゃないのよ。
冒頭述べた通りCELESTEの、
CELESTEたる所以を正しく表したアルバムだと思います。
しかしながら'90年代に散発された発掘音源が
未だにきちんと整理されていないのは大変居心地が悪く、
'11年2月16日のエントリーで触れた4枚組も結局中途半端だったしね。
CELESTEがちょっとCELESTEっぽくないことをやっていた頃の音なれど、
せっかくのいい機会なんだから全部浚っておけばいいのに、と思う僕です。
“Second Plus”の曲は今だから出来る再評価が結構ありそうな気がするんだよね。
今ここではしないけどね。なにせCD引っ張り出すのが面倒だもんで。
Trevor Horn Reimagines - The Eighties / TREVOR HORN / 2019
いまいち馴染みの無い曲や全く馴染みのない歌い手が散見され、
選曲もなんだか良く分からない(Trevor Hornに縁のない曲が混じっているのです。
単純にいい曲だからオケでアレンジしてみたかった、ということらしいですが)
ので最初スルーしようと思っていたのですが、
果たして“Owner of a Lonely Heart”のオケヒットは生オケで逆再現出来るのか?
と、この1点がどうしても気になってしまって(笑)。
結果から言えばやっぱり厳しかったです。
アルバム全体に漂うもったり感は
オーケストラの面々がクラシックの演奏者として優秀であることを伺わせつつ、
ポップミュージックとして聴いた時にはやっぱりあんまり気持ち良くないのだ。
あ、THE SARM ORCHESTRAってネーミングは秀逸
(これは間違いなくSarm Studioから採った名前でしょう。
Sarm Studioについては'13年6月28日に関連エントリーをアップしています。)
だと思いましたよ、ハイ。
“Owner of a Lonely Heart”をTrevor Horn自身が歌ったのは大正解でした。
“Drama”('80)の後Trevor HornがそのままYESに残っていたら?的な
あり得ない妄想も楽しく、実際違和感皆無ってのが凄いよな。
もう1曲“Take on Me”もTrevor Hornのボーカルですが、
こちらについてはTrevor Hornの呪詛が聞こえるようです。
何故俺はこの曲に関われなかったのだ!?と。
“Take on Me”は最初シングルとしてリリースされた際のプロデュースが
Tony Mansfield、イギリスでスマッシュヒットとなった後の
アルバム収録用2ndバージョンはAlan Tarneyによるプロデュースでした。
これ、相当悔しかったのではないかと邪推する僕です。
そして僕が一番気に入ったのはALL SAINTS(良く知らねぇ)が歌う
“Girls on Film”。途中から盛大に打ち込みリズムが加わるのでオケ感は薄いけど。
…なんだかんだ、買って良かったってことかねこれは。
今日は全般にちょっと辛口かも知れません。我ながら良くないとは思いつつ。
Il Risveglio Del Principe / CELESTE / 2019
えーと、勿論聴かなきゃ始まらない1枚なので少し前に予約しておきました。
一聴、確かに'76年デビュー作との地続き感はバッチリで、
まぁしかしやや薄味な印象は否めず。
加えて録音があんまり良くなくて
ピアノ(楽器じゃなくて強弱法の“p”ね)で演奏された幾つかのトラックが
ミックス時に聴こえなかったものだから
ボリュームフェーダーをドーンと持ち上げちゃったんでしょうね。
結果耳障りなホワイトノイズがそこここでサーッと鳴り響くという。
おいおいおい今や21世紀も20年が過ぎようとしてるのにコレですかぃ?
いやこれビンテージの蔵出し感を演出するためにわざとやったのだとしたら
大したものですが、多分そうじゃないよねぇ。
-と、嫌味たっぷりですけれども(苦笑)
実際そんなに悪いアルバムじゃないのよ。
冒頭述べた通りCELESTEの、
CELESTEたる所以を正しく表したアルバムだと思います。
しかしながら'90年代に散発された発掘音源が
未だにきちんと整理されていないのは大変居心地が悪く、
'11年2月16日のエントリーで触れた4枚組も結局中途半端だったしね。
CELESTEがちょっとCELESTEっぽくないことをやっていた頃の音なれど、
せっかくのいい機会なんだから全部浚っておけばいいのに、と思う僕です。
“Second Plus”の曲は今だから出来る再評価が結構ありそうな気がするんだよね。
今ここではしないけどね。なにせCD引っ張り出すのが面倒だもんで。
Trevor Horn Reimagines - The Eighties / TREVOR HORN / 2019
Trevor Horn Reimagines - The Eighties Featuring the Sarm Orchestra(特典なし)
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: U/M/A/A Inc.
- 発売日: 2019/01/30
- メディア: CD
いまいち馴染みの無い曲や全く馴染みのない歌い手が散見され、
選曲もなんだか良く分からない(Trevor Hornに縁のない曲が混じっているのです。
単純にいい曲だからオケでアレンジしてみたかった、ということらしいですが)
ので最初スルーしようと思っていたのですが、
果たして“Owner of a Lonely Heart”のオケヒットは生オケで逆再現出来るのか?
と、この1点がどうしても気になってしまって(笑)。
結果から言えばやっぱり厳しかったです。
アルバム全体に漂うもったり感は
オーケストラの面々がクラシックの演奏者として優秀であることを伺わせつつ、
ポップミュージックとして聴いた時にはやっぱりあんまり気持ち良くないのだ。
あ、THE SARM ORCHESTRAってネーミングは秀逸
(これは間違いなくSarm Studioから採った名前でしょう。
Sarm Studioについては'13年6月28日に関連エントリーをアップしています。)
だと思いましたよ、ハイ。
“Owner of a Lonely Heart”をTrevor Horn自身が歌ったのは大正解でした。
“Drama”('80)の後Trevor HornがそのままYESに残っていたら?的な
あり得ない妄想も楽しく、実際違和感皆無ってのが凄いよな。
もう1曲“Take on Me”もTrevor Hornのボーカルですが、
こちらについてはTrevor Hornの呪詛が聞こえるようです。
何故俺はこの曲に関われなかったのだ!?と。
“Take on Me”は最初シングルとしてリリースされた際のプロデュースが
Tony Mansfield、イギリスでスマッシュヒットとなった後の
アルバム収録用2ndバージョンはAlan Tarneyによるプロデュースでした。
これ、相当悔しかったのではないかと邪推する僕です。
そして僕が一番気に入ったのはALL SAINTS(良く知らねぇ)が歌う
“Girls on Film”。途中から盛大に打ち込みリズムが加わるのでオケ感は薄いけど。
…なんだかんだ、買って良かったってことかねこれは。
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