意識した作文(前回宣言通り) [日々聴く音楽]

まんず、ここのブログにちょいちょい出てくるUNICORNというバンドは
日本のアレではなくてスウェーデンのそれであるということを
前提としていただきたく。
'11年7月28日のエントリー他幾つかの作文に名前が出ていますが、
僕の大好きなDan Swanoがやっていた
プログレ/ポンプロックバンドであるということを
ちゃんと説明したことが一度もなかったというあまりに酷い事実。

で、そのUNICORNの“A Collection of Worlds -Resurrection”について
僕は天邪鬼だから書かないよ、と昨年末に記したのですが…
2月25日エントリーに続いてちょっと事情が変わりました。
先日(2月26日)MIISTの話題でbandcampなんて単語を書いて
あぁ、そういや暫く覗いてないから見てみようかなー、と。
そこでなんの気無しにUNICORNで検索かけたら
“A Collection of Worlds -Resurrection”と共に
“The Weirdest of Tales (2018 Remaster)”を頒布してるって!?
まままま、マジかいな。

“The Weirdest of Tales ”は
“A Collection of Worlds”('89,'90)の後、
'91年にリリースされたカセットテープアルバムです。
えー、ALONE RECORDSはなんでこっちもCD化しなかったんだろう?
確かに“A Collection of Worlds”の収録曲は元々私家デモということで
従前はDan Swanoお手製(コピー数たったの44)の
CD-R4枚セットでしか聴けませんでした。
けれど“The Weirdest of Tales ”にしたところで流通数は少なく、
状況はそんなに大きく変わらんでしょう。
実際僕はこれ今まで聴いたことなかったもの。
とかなんとか、
0.01秒で我が灰色の脳味噌が愚痴るのと同時に購入ボタンをポチリ。
次の0.01秒であ、でも“After Before”('92-やはりテープのみ)は
無いんか…という落胆もありつつ。

DLフォルダーには楽曲データファイルの他にPDFが幾つか。
ビデオトラック(約25分。アルバム収録曲とは別の6曲のスタジオリハと
バンドメンバーによるアルバム解説入り)の
ストリーミング/DL用リンク、歌詞カードに当時の写真など
内容盛りだくさんです。

そして肝腎の音源ですが、
“A Collection of Worlds -Resurrection”と同様
かなり手直しされているようです。ヒスノイズはかなり抑えられていて、
4トラックレコーダー×2+ATARIという録音環境が
俄かには信じられないほどちゃんとしたサウンド。
オリジナルリリースはテープのダビングに際して同期が上手く行かず
流通したものはピッチが高かったそうで、
今般はその点も修正されているとのこと。

収録曲のうち“Messenger”と“Zoetrope(The Weirdest of Tales)”
2曲が後の“Ever Since”('93)で再録音されています。

結論、“A Collection of Worlds”は勿論
本作を含めて“Ever Since”までのUNICORNは
かなり演奏技巧に拘るバンドであったということの再確認が出来ました。
まーDan Swanoのドラムフレーズ組み立てがくどいことくどいこと(笑)。
いやー、しかし僕これ聴けて良かったです。
最初のうちはどうしてもテクニカルな面に目(耳)がいきがちですが、
現在に至るDan Swanoメロディの源泉はやはりこのUNICORNにあるのだ。
それを踏まえてEDGE OF SANITYやNIGHTINGALEを聴き直すと
改めて見え(聴こえ)てくるものが色々ありそうで、
僕は本当にこの人のことが好き過ぎるなぁ。



図版/映像添付無しで書き切ったけれど、
得てしてこういうエントリーは無視されがちで(苦笑)。
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