今日も無理繰り書いたので… [音楽の周辺]

GALLEONの1st.“Lynx”('92)について書いてから
1年ちょっと経ちました('18年7月24日エントリー)。
あの後地道に中古の弾を拾い続けた結果、
エラいもんで先日全9タイトルが揃いましたよ。
今時こんなの集めてんのは僕くらいだろうな(笑)。
モノさえあれば大抵3桁円で手に入るのがなんというか、
なんとも言えませんでしたが。

で、改めて頭から聴き直すに当たって
1st.が国内盤だったという事実を再確認したのです。
あの(?)ゼロ・コーポレーションから出ていました。
'93年、SAGAの“The Security of Illusion”を皮切りに
プログレ方面のリリースを散発しましたが
なんだか中途半端で良く分からないチョイスのタイトルが
多かったという印象です。
それでもCASINOやSHADOWLAND(共にSI Music)、
そしてGiant Electric PeaのIQ、JADIS辺りを
我が国で出した功績は小さくないと思います。
なんとIQはこの“Ever”('94)が初めての国内盤だったんだぜ。
SI Musicのカタログについては特にレーベルサンプラーを
是非国内リリースして欲しかったのですが、
自分の所のサンプラー(“MVP Compilation Series”)を
頻発する会社でありましたから
訳分かんなくなっちゃうのを避けたのだろう、
と好意的に解釈しておきます。
あ、因みに“MVP(レーベル名)”は
Master Volume Projectの略だそうで、実にどうでもいい話ですが。

'99年にゼロ・コーポレーションが
親会社(日本公文教育研究会)の意向でレーベルを畳むに当たって
メタルものは配給元の東芝EMIやアヴァロンが引き継ぎましたが、
プログレはそれより前の'96年頃に概ねリリースがなくなっています。
GALLEONの“The All European Hero”、
そしてALLIANCEの“Bond of Union”辺りが最後かと
(ALLIANCEは出音的に全然違うと思いつつ、
しかしRobert Berryが歌っているのよ)。
当時はメジャーカットされたメタルの大物達を根こそぎ拾って
新譜を作るという商売がそこそこ当たっていたので
売れないポンプはもう要らないでしょ、ってことですわな。
'96年にSI MUSICが潰れちゃったってのもあるでしょうが。

同じ頃('92年頃~、ピークは'94年かと)
ポニキャン洋楽部(キャニオン・インターナショナル)が
GALAHADやPENDRAGON、そしてARENAを出していたという話は…
また今度、気が向いたらね。
うーん、当時目黒駅前のスミ商会で
ARENAとか買ってたのを良ーく覚えてるわ(遠い目)。

いずれにせよ'90年代半ば、プログレ暗黒時代にあって
国内リリースに奮闘した準メジャーがあったという事実は
記憶にとどめておきたいなぁと、そういう話でございますよ。



ここのところこんなんばかりですみませぬ。
しかも今日は文字のみという有様で。
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