イギリス、古いのと新しいの [日々聴く音楽]

7月10日に僕が書いたから、って訳では100%ないのだけれど
Brian Devoilがこちらの期待にバッチリ応えてくれましたねぇ。

Won by One / THE BOND / 1987
tbondwbo.jpg

遂に。初めて。ようやくTHE BONDを聴くことが出来ました。
もうね、ぼかぁ大いに感激しちゃったのですよ。
TWELFTH NIGHTを脱けた後のソロ名義作と
GEOFF MANN BANDの間を繋ぐ作風はなんとなく予想していた通り。
この時期のGeoff MannはやはりU2を意識していたのだと再確認しました。
しかしドラマーが居ない(全て打ち込み)という事情が
アウトプットに独特の個性を与えていて、
メジャー感に乏しい(もっと端的に言えばB級な)サウンドが
却ってポンプロックっぽい(貧乏臭いのに華美ってのも変な話ですが)
なのが面白いところです。

これに狂喜しているのは僕くらいのものでしょうが、
'80年代後半~'90年代にかけて
ポンプロックが英国から一たび雲散していく過程において
「その先」を模索した一つのケースとして
大変に面白い音であると断言します。



Phenomena / ESP PROJECT / 2020
espppnmn.jpg

これも('19年10月29日に)僕が書いたから、
って訳では100%ないのでしょうが
2作続けて同じ名義でのリリースは初めてのことですな。

フィジカルの発送通知はまだ来ていませんが
先んじてDLして聴いてみました。
リリース間隔が短いので当たり前っちゃ当たり前なのですが、
まぁ有体に申しまして前作からがっつり地続きですね。



インストゥルメンタル陣(特にリズムセクション)が
もっと我を通すとプログレ的に大分面白くなりそうな気配は
以前からずーっと漂っているのですが
(本作においても7曲目の前-中盤辺りに片鱗を伺うことが出来ます)、
それをしない(歌ものとして立脚したい感)のが
このバンドの向いている方向ってことなのでしょう。

やや気になるのはTony Loweの創作意欲が旺盛過ぎる(?)ことで
あんまり多作だと聴き手がついていけなくなっちゃうんじゃないかと、
まぁ余計なお世話ではありますが。

安定安心の1枚であることには相違なく、
いつも通り僕がちょっと穿って見(聴い)ているだけということで。



盆休みを本当に休んでここも更新しないという新たな試み…
いや、なんかちょっと作文するのが面倒だっただけなのですが。
ネタの仕込みもいまいちだったしな。
今日からまたぼちぼち、いつもの感じでお願いします。
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