僕にとってはどっちもお洒落 [日々聴く音楽]

なぜこの2枚を並べたのか?
という疑問は至極ごもっともですが、最初のを聴いて
う~ん瀟洒よのぅ、ってなって
自然と2枚目に手が伸びちゃったんだもん。



Andiamo In Giro Di Notte E Ci Consumiamo Nel Fuoco /
HOMUNCULUS RES / 2020
hmclsraidecc.jpg

順調に作を重ねての4枚目。
さり気なくも目まぐるしいリズムチェンジを
ゴールデンポップなメロディで覆い隠すスタイルは
もはやすっかり自家薬籠中のものとなり、
まぁコレを要するにやたらと踊りにくいダンスミュージック
といったところでしょうか。

しかし本作はちょっとだけ今までと様子が違う気がするのです。
なんというかこう、より優美で典雅になった感じ?
アコースティックの管弦を大胆に導入した4曲目(いい曲!)とかも
勿論そうした印象に拍車をかけるのですが
どうもそれだけじゃないんだよね。
これはなんだろう?と思って
繰り返し聴いてみて気付いたのは3拍子の多用でした。
これを5拍と組み合わせて展開するパターンが実に巧妙で、
奇数拍子ながらノリがこの上なくスムーズなんですな。



なんとも心地よい(?)ゆったり感。
もう、今世紀この手の音楽を演奏する人達として
代表的存在になったと言っていいような気がしますねぇ。
それほどに完成度は高く、豊かな音楽を聴かせるアルバムです。



ちょっと(だいぶ)前のヤツをもう1枚。

Push & Pull /
RIK EMMETT,DAVE DUNLOP & STRUNG-OUT TROUBADOURS / 2009
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Rik EmmettとDave Dunlopの素晴らしい演奏は
'19年9月4日のエントリーに貼りました。
僕はDave Dunlopについて
RIK EMMETT & RESOLUTION 9('16年11月29日エントリー)で
初めてその名前を認知したので、
RES9以前からの長きに渡るRik Emmettとのコンビについては
そこから遡って後追いしたのです。

-で。
このDave Dunlopというミュージシャン、相当な手練れ。
Rik Emmettを横に置いて堂々とソロをかっさらうくらいですから
ギターは勿論、歌も相当に上手い。



(ライブの粗さがあるのでちょっと伝わりにくいでしょうが)
本作における歌モノの白眉。
アルバム全般についてはもう少しブルースや
ジャズの要素が絡んで来ますが
そのいずれもが物凄く洗練されていて、
なんというかある種の爽やかさすら感じさせます。

斯様に優れた音楽をアウトプット出来る現状、
そりゃRik EmmettがTRIUMPHに拘る必要は全然無いよなぁ、と
思い至ってしまうのはちょっとだけ寂しい気もしたりして。
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