ぼん!ぼんじゃござんせんか! [日々聴く音楽]

ここ数日('00年迄の)UFOを集中して聴いていたのです。
初期3枚は勿論ですがw、アルバム単位で聴くのはなかなか厳しかったですね。
どうしても捨て曲が混じるので。
なのでTHIN LIZZYと同様、ベストアルバムはライブ盤ってことになってしまう。
しかし個々の楽曲で摘まんでいくとやはり名曲も多く、
僕は“Love to Love”が一番好きなのだということを改めて確認しました。
随分長いこと聴いてきたバンドで、
もっと勢いのある曲が好きだとばかり思っていたのですが
これは我ながらちょっと意外でした。



この曲に限らず、Michael Schenkerの凄みってのは
実はミドルテンポより遅い曲で遺憾なく発揮されるのだな。



…なんて話で今回も茶を濁すのか…と思っていたら1枚良いのが出てきました。

New Lives for Rent / NOTHING IN WRITING / 2022
ntngiwtng.jpg

いやー、なんだか随分久しぶりにこの手のヤツを聴き込んだ気がします。
米国ワシントンの2人組、Sean ThompsonとDan Blacksonによるデビュー作。
自らメロディックロック/ネオプログだと宣言している通りで、
諸々あんまりアメリカっぽくない気がします。
ふとした場面でKING'S Xっぽい感じになったりもしますが
横揺れ感が皆無なのでまぁこれは別物ですね。
bandcampのヘッダーには作家、石黒一雄の言葉
「私には別の人生があったかもしれませんが、私はこの人生を送っています。」
が記されており、これは本作に絡んでの引用ということなのでしょうが
この辺もアウトプットが出身出所に由来しない感を強めているように思います。



サウンドテクスチャーは全般に結構ヘヴィなのでそこはやや好みを別ける点かと。
特にギターの歪みが演奏者の若さを想像させます。
しかし決して安易にメタル方面には転ばず、
常にそのボーダーを意識していると思しき楽曲はなかなか好感度高し
(アルバム終盤インストゥルメンタルの1曲はかなり怪しいけどw)。
10曲50分超えのボリュームを途中ダレることなく聴かせる力量は見事なもので、
これは個々の楽曲構成や曲順が良く練られているからでしょう。

弦楽器奏者がもう一人見つかれば(現在はSean ThompsonがG/B兼務)
バンドとして活動出来ますが、本人達はどう考えているのでしょうね。

うむ、これは良いアルバムでしたな。
これ切っ掛けでまたバンバン書いて行きたいと思うのですが、
どうなることやら。
コメント(0) 
共通テーマ:音楽

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。