朝寒かったから暖房入れた [日々聴く音楽]

したらば途端に顔がガッサガサになっちゃいました。
もうね、肌に潤いとかそういうのが全然ないのね。



微妙に中身の違う編集盤の乱発に過去作の総浚え('21年1月19日作文)、
しまいにはCELESTE1st('76)のインストバージョンまで出すという節操の無さで
大いに僕の不興を買ったCiro Perrino。
夏頃から新しいアルバムの録音がどうたらアナウンスされていたのですが
んなもん無視じゃ、ムシ!と思っていたのです。

Celeste With Celestial Symphony Orchestra / CELESTE / 2022
clstclstlorcstr.jpg

一応画像も貼りましたけれど、これは基本No Photoと同義なのではないかと。
今のところデジタル配信のみということで
ジャケットデザインにまで手が回っていないのだと思われます。
いずれフィジカル化される時にはなんか別のになるんじゃないですかねぇ。

ていうか無視するんじゃなかったの?って話ですが、
いやーこれがなかなか聴き応えのある優秀な内容でございまして。

前作“Il Principe Del Regno Perduto”にクレジットされたバンドメンバーは
本作においても不変、加えて



映像の弦だけでなく管も入っていてかなり本格的です。
然るにゴリゴリのオケものという訳でもなく
往時のCELESTEをちゃんと引き継いだ牧歌的で穏やか、
そしてそこはかとなく前衛的なイタリアンプログレなのです。
生オケが入ったぶんメロトロンは少し控えめになりましたがそれでも要所はおさえています。
加えて客演の女性ボーカルがとても良いのです。
前作ではオペラチックな歌い込みがいかにも大仰でしたが
本作の素朴な歌唱は実にCELESTE然としていて、
バンド最大の魅力である大らかな抒情性を見事に表現して聴かせます。
更にはサウンド面。前作に比して意識的にハイの抜けを抑えていて、
これがまた郷愁を誘うのだ。

正直、素晴らしいアルバムだと思います。録音にお金も掛かったでしょうし、
その為の過去作乱発と考えればまぁ仕方がないのかも知れませんな。



前回作文でぶっきらぼうに貼っただけで説明不足感が甚だしいから
ちょっとだけ補足しておきましょうかね。

Full Service Resumed / THE PAT MCMANUS BAND / 2021
ptmcmnsbndfsr.jpg

過去作文としては'18年10月10日と同年10月31日に。
いやぁこの人は全然枯れないなぁ。
勿論ハードロック的観点からすると激渋なブルースロックなのだけれど
メロウな泣きというよりはガツンとパンチの効いた、
クランチーなサウンドが異常に気持ちイイ1枚なのです。

で、そんな中ボーナストラックとして収録の、前回貼った“Belfast City Blues”ですよ。
これMAMA'S BOYSの曲なんだよね。'80年の自主デビュー盤で既にやっているので今から42年前。
一体なんでこんな腰の据わったブルースが書けたのか…
Pat McManusは当時二十歳そこそことかそんなんなのに。
今般は年を経て激烈に味わいを増した再録音だったので僕は大いに唸ってしまった訳です。
同じくMAMA'S BOYSの



は'82年“Needle in the Groove”の12"シングルに収録された曲で、
アルバム“Plug it In”のCD化に際してボーナストラックとして追加されています。

本作については勿論アルバム本編も良かったのですが
オマケが凄すぎて一人で盛り上がっちゃったのよ。
'18年10月10日に貼った“Belfast Boy”の再録音版も入ってるしね。


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