いつもの如く中身は薄い [日々聴く音楽]

本日は仕事で外出の用がありまして、
目黒川沿い居木橋付近をぷらぷら歩いていたら小さなトンボが飛んでいました。
写真!と思ってスマホをあたふたと取り出しているうちに
どっかに行っちゃったので証拠はありません。
品川のど真ん中にトンボってのがなんか、ちょっと印象的だったので。

-で、その時に聴いていたのが

Intense Defense / JOSHUA / 1988
jsa3.jpg

えぇ、なんでまた?って感じですがたまたまなんとなく。
Joshua Perahiaが産業ロックだてらにギターをピロピロ弾き捲るのが
なかなかに特徴的な、些か不思議なバンドです。
バンドが'80年代にリリースしたアルバムは3枚、
全て違うボーカリストを起用しているのですがそれぞれに特徴的で皆上手いんだよね。
本作はRCAとの契約を得ての3枚目、歌っているのはRob Rockです。
Rob Rockと言えばガツンとパワフルな、いかにもメタルな歌い手の印象ですが
実は結構小器用なところがあるのだな。
そうした点でも本作はちょっとした珍盤と言えるでしょう。
えーと…'03年にフランスの再発レーベルbad reputationが出したのが最後か。
Joshua Perahia本人の自主再発でも何故か本作だけ外れていて
なんか入手困難みたいですね。いやこれ、どこか再発すりゃいいのに。



話変わって。

Saint-Exupery Alma / YESTERDAYS / 2022
ystdys4.jpg

ルーマニア/ハンガリーより。アルバムはこれが4枚目ですかね。
僕は前作“Senki Madara”('18)で初めて聴きました。
流暢な演奏で非常にこなれたプログレをやるバンドで
東欧はやっぱりレベル高ぇなぁ、と嘆息した訳ですが
本作もまた大変に良く出来た1枚です。



一切の澱みなく古典的プログレをバシっと決める気持ち良さたるや。
7人編成の大所帯ですがアンサンブルに過密さやもっさりした重たさはなく、
駆け抜けるような軽やかさが実に爽快です。
己がプログレを自覚し、それを楽しんでいるからどこにも誤魔化しがない。
こういうのは聴いていて実に幸せな気分になります。
どこのナニとは言いませんが、最近の1枚で宣伝文句には
「特定のラベリングに抗う」みたいなことが書かれている癖に
出てくる音が紛うかたなきイタリアンプログレそのものというヤツが
(…イタリアって言っちゃったw)ありまして、
その無意味なカッコ付けにちょっとイラっとしたのもあって余計にね。

これは前作にも増して評判良いんじゃないかなぁ。



もひとつおまけに。



去年出ていた。完全に見逃していました。
いやーこのボーナストラックはグッと来るよねぇ。

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