そろそろ身不知柿が届くのだ(超楽しみ) [日々聴く音楽]
Complete Columbia Studio & Live Recordings
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Imports
- 発売日: 2017/11/03
- メディア: CD
あー…これ、どうしようかしら。
今さら全部聴く気力があるのか!?と問われれば全く自信ないもんな。
しかしいい機会であるとも思う訳で、まぁもうちょっと悩むことにします。
I speilvendthet / TROJKA / 2017
ん、あれ?
思っていたより全然ロックじゃんコレ。
ギターレスのトリオ編成、Rhodesサウンドがバンバン前に出てくるし
管楽器がリードする場面もありますが
総体の印象としては堂々たるロックだと思います。
もっとインストゥルメンタル主体だろうと勝手に予想していたのですが
普通に歌モノがメインでした。
Rhodesに限らず鍵盤が悉くアナログサウンドに拘泥しているのも特徴的で、
一貫して「やや狭い」空間を意識した音響と併せて
ポストロック的な指向とは少し距離を置いているのも大変興味深いところ。
加えてベースの人は相当Geddy Leeが好きな筈
(譜割りの癖とか、ふとした瞬間物凄くRUSHっぽいの)。
一言でまとめれば、これ、かなり変なバンドです。
言い換えれば実に僕好みである、と。
EL&Pみたいになる訳でもなく、なんでしょうねぇ、この独特な味わいは。
概ね基本となっているのがいわゆるカンタベリー系ジャズロックであることは
間違いないと思われますが、こっちの方が歌メロとかだいぶオシャレで
その辺いかにも北欧っぽいのが面白いんだよね。
あ、因みにこの人達はノルウェー出身です。
この季節、あったかいお茶を飲みながらボケっと聴くのに丁度いい塩梅の1枚。
うん、これはかなりイイぞ。好き。
A New Chant / ACQUA FRAGILE / 2017
言うても大御所が切々と歌いあげちゃう大仰なアレだろうと思いきや…
こちらもちゃんとロックしていてかなり驚きました。
バンドとしてクレジットされているのはBernardo Lanzettiと
リズム隊のオリジナルメンバー2人。
Lanzettiの歌は言うに及ばず、溌剌としたリズムセクション
(ドタバタした感じが実にイタリアンw)の現役感は大変に素晴らしい。
しかしながら本作を往年のイタリアンプログレたらしめているのは
ややぼんやりとした音像のキーボード群と
絶妙に甘いトーンで歪むギターの素晴らしい演奏でありまして、
これは誰が弾いているのか?と、僕はそこが気になるのであります。
んー…Alex Giallombardoとな。
あ、'13年のBernardo Lanzetti歌手生活40周年記念ライブで
ACQUA FRAGILEパートのバックボーカルをやっていますね。
舞台左後方のスキンヘッドがご本人ですな。他にも
こちらは'11年とありますから
もう随分長いことLanzettiをサポートしているようです。
しかしこれは中々に感慨深いカバーでありますな。
えーと、なんだっけ。
そう、Alex Giallombardoのギターが
本作において果たした役割は大きい、と、そういう話です。
なーんか尻切れっぽくなっちゃったけど、まぁいいか。
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