燻し銀ブリティッシュロック2018 [新譜]

One of a Kind / DON AIREY / 2018
ONE OF A KIND

ONE OF A KIND

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EARM
  • 発売日: 2018/05/25
  • メディア: CD


ドラマーが交代、ギターもRob HarrisからSimon MacBride
(前作にも一部参加していましたが)に替わっています。
そして相変わらずCarl Sentanceの声や節回しは
若かりし頃のIan Gillanっぽくて、これがなんというか、
聴いていてちょっと複雑な気分になります(笑)。

しかし進取の意気に溢れた
'70年代の古き良きブリティッシュロックを
体現できるミュージシャンは今や絶滅危惧種です。
Don Aireyがその位置に立っているのはちょっと意外な気もしますが
(もっとジャズとか、そっち方面に行きそうな印象があったので)、
こういう人は大事にしないとイカンと思うのですよ。
特にアルバム3曲目“One of a Kind”から
6曲目“Running Free”の流れは実に素晴らしく、
これぞ英国産の醍醐味!と膝を打ちまくりの僕であります。

本作は全般に曲の出来が大変良く、いやこれ何気に傑作だぞ。
この、地味~で渋~い耳触りが堪らんわ。



おまけ盤のカバー4曲(ライブ)については、
僕はあんまり言うことは無いです。
お楽しみはこれもなのじゃ(おっ、みなもと太郎!)って
感じですかね。



Rogue Angels / ROBIN GEORGE / 2018
Rogue Angels

Rogue Angels

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Imports
  • 発売日: 2018/05/25
  • メディア: CD


本作はドラムをCharlie Morganに頼った以外
全部自分で演奏したそうで、
そりゃあ当然ソロ名義ってことになりますわな。
前作について僕が、もうこの人は新曲書く気ないんでしょ、
と書いた('16年5月27日エントリー)からではありますまいが
“Go Down Fighting”以外は
全部新しい曲のようでちょっと驚きました。

ブルースベースの、やや泥臭いハードロックに
キャッチーなサビが乗るスタイルは
(特に我が国では)一般受けからほど遠いものですが、
しかしこの独特な味わいは一度はまると癖になるのです。

そしてテンポアップしてビートの効いたアレンジとなった
“Go Down Fighting”は本作のハイライトと言って差し支えなく、
勿論Ted Nugentがカバーした際のアレンジとも全く違うので
それぞれを聴き較べるのも楽しい1曲です。



イギリスものを2枚書いてやや分量物足りず。ぐぬぬ…。
しかし他国のヤツを混ぜたくないので今日はこれでお終いです。

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