イギリス雑談 [日々聴く音楽]

翻訳版の刊行から1年、
遅ればせながらBruce Dickinsonの自伝を読みました。
口述筆記に頼らずちゃんと書かれた作文であろうこと、
そしてBruce Dickinsonの学識の高さが容易に伺える
優れた本でありました。
しかしながらそのインテリジェンシーと
イギリス人らしい皮肉な文体が仇となった所もあって、
有体に申し上げてちょっと文章が読みにくいのよ。
翻訳はかなり頑張っているのだけれど
それでもフォローしきれない捻くれた表現が散見され、
こういうのは原文と並べてみないと駄目かもね。
あー、絶対しないけどね、そんな面倒なこと(笑)。
最近は口述筆記のヤツばかり読んでいたから
ちょっと面喰らったのは事実で、
しかし久しぶりにガッツリ読書をしたなぁという気分であります。


ブルース・ディッキンソン自伝

ブルース・ディッキンソン自伝

  • 作者: ブルース・ディッキンソン
  • 出版社/メーカー: シンコーミュージック
  • 発売日: 2018/09/10
  • メディア: 単行本




CANDLEMASSに続いてDEMONが
オンラインカジノゲームのサウンドトラックを手掛けたようで、

The Devil Rides Out / DEMON
Devil Rides Out (Soundtrack For The Game)

Devil Rides Out (Soundtrack For The Game)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Rock
  • 発売日: 2019/10/04
  • メディア: CD

収録全11曲のうち9曲は旧作からの寄せ集め。
1stから3曲(1曲は“Full Moon”なので実質2曲)、
2ndは5曲、そして3rdから1曲と
全て初期の(故Mal Spoonerの)曲というのに
何か特別な意図はあったのかなぁ。
代表曲は概ね網羅されているものの
ベスト盤的な聴き方をするにはやや物足りず。
残り2曲のうち“Get the Hell Out of Here”は
“Unbroken”('12)の国内盤ボーナストラック、
そして完全な新曲が ↓




おいおいおい、Dave Hillともあろうお人が
今更GHOSTの真似みたいな?
と、最初はちょっとギョっとしたのです。
しかし曲自体は文句なしにカッコ良く、
そもそも虚仮脅しこそがオカルトメタルの醍醐味だろ?
と問われればそれは全く否定できず、
正直上掲映像を見てニヤニヤが止まらなかったのも事実。
そしてよくよく考えてみれば元々この人は
山羊の頭を被ってライブやってた訳で、
これはある種の原点回帰とも言えるのか、と。

なにしろ色々意欲が尽いていないというのは誠に凄いことで、
あ、この人達もね。



Lee Morrisもすっかり馴染んだ感じで、こりゃ楽しみですな。
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