やや寄る辺なし [日々聴く音楽]

TWELFTH NIGHTがbandcampでGeoff Mannの関連作を
続々頒布するという望外の喜び。
〝I May Sing Grace”('84)はところどころに
ノイズが出るという残念な事実もありつつ
THE BOND以外概ね聴けるようになったというのは、
僕にとっては全く夢のようなことです。
この人のソロ名義作はどれも結構癖が強いのでアレですが、
A GEOFF MANN BANDと
EH! GEOFF MANN BAND('18年1月19日に軽く触れています)は
Geoff Mann期のTWELFTH NIGHTを好む耳には
問題なくすんなり受け入れられるでしょう。

他、TWELFTH NIGHT及び周辺の諸作から
ピックアップされた8曲が
7月2日にフリーDLのサンプラーとして公開されています。
因みに8曲目〝 Requiem”(ボーカルはAndy Sears)の
スタジオ録音版は今般初お目見(耳聴)えという侮れなさで、
なんか本当にもう、楽しくて仕方ないわぇ。

Nice Enough to ... Join in ? / TWELFTH NIGHT - FRIENDS AND FAMILY
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昨夜RUSHの〝Power Windows”('85)を聴いたのは
2曲目、〝Grand Designs”のメロディが
僕の頭の中をぐるぐる回転し始めたから。
このアルバムについては'12年3月14日に書いていますが
当該曲はいかにもアルバムの2曲目に配されるタイプといった感じで
PPG Wave2の煌びやかなサウンドが時代を感じさせつつ
楽曲自体はどちらかと言えばやや地味な類。

しかし僕に言わせればこのバンドの凄さはこういう曲にこそ顕れていて、



この、異常に緻密なアレンジたるや。
フェードアウトするアウトロのリズムセクション、
リピートする毎に決めのパターンが全部違うとか正直どうかしてるわw
いやいやいや、だってフェードアウトしちゃうパートでそんな凝ったことする!?
と、もはやあんぐりと口を開けて呆れちゃうレベル。
RUSHというバンドはその音楽面において
個々の演奏技巧をもって語られることが多いのですが、
そこから更にバンドアンサンブルを練りに練って
楽曲を完成させているところが素晴らしいのですよ実のところ。
しかもサラっとさり気ない感じが良いでのす。
どうだぁ!みたいなひけらかしが無いのが、ね。

あー、これも「だってふと思い出しちゃったんだもん」のコーナーか。
ふむ、分かっちゃいましたがシリーズ化は容易いな。



なんかもう一ネタ、と思って3日寝かせたけれど
なんにも無かったのでこれで上げます。
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