単発ネタ2連続は相当久しぶりな気がします [故人を悼む]

しかもメタル方面。

週末はMCA期のNIGHT RANGER5タイトルを通しで聴きました。
白状いたしますれば、僕は3rd以降のアルバムを
まともに聴いたことが無かったものですから。
実はロックバンドとしてかなり老獪というか、
成熟した曲を作る人達だよな、なんて思いつつ
しかしこれ以上話が広がらねぇぞ…と困っているところに
Frankie Banaliの訃報が舞い込んできました。

僕にとってのQUIET RIOTはKevin DuBrowとほぼイコールであり、
その没後Frankie BanaliがQRの看板を掲げ続けたことについては
些かの違和感を持っていたのです。
しかしバンドの暖簾を守るのが
必ずオリジナルメンバーでなければならないってのも
ちょっと偏狭に過ぎるかなぁ、と考え直したりもして
(Frankie Banaliだって全盛期を共に過ごした訳ですし)、
しかし近年はメンバーが定まらず(特に歌い手がね)
アルバムの出来も中途半端で結構ナニな感じでしたわな。



↑ このアルバムで終わっておくべきバンドだったんじゃないか?
というのは僕の勝手な気持ちであって、
Frankie Banaliはこれと同じくらい優れたヤツを
もう一度作るつもりでいたんだろうなぁ。

因みに〝Metal Health”('83)以外のアルバムは
ほぼまともに聴かれていないんじゃないかと
訝るほどに過小評価されているQUIET RIOTですが、
上掲Kevin DuBrowの遺作は
燃え尽きる寸前の蝋燭のように激しく燃焼する奇跡の1枚なのだ。
アルバムタイトルを〝Rehab”('06)として
薬物依存からの立ち直りを宣言しながら
翌年複数薬物のちゃんぽんを過剰摂取して死ぬという、
なんとも言えない最後で僕をがっかりさせたKevin DuBrow。
しかしこの人のボーカリストとしての魅力ってのはやっぱり
他の何者にも替え難いのよねぇ。

そしてバタバタと手数の多いFrankie Banaliのドラムは
常に技巧派のベースを相棒に据えていました。
Rudy Sarzo然り、Chuck Wright然り。
そして本作でベースを弾いたのはTony Franklin。
このリズムセクションが非常に素晴らしく、
本作の大きな魅力でありますことよ。

…えーと、あぁ、廃盤だってさ。なんだかなぁ。

残った他の誰かがQUIET RIOTの名前を引き継いだとしても
(そもそもRudy Sarzoと Carlos Cavazoそんなことしないでしょうし)、
もう僕は素直に受け入れることは出来ないと思います。
-故人の冥福を祈って、合掌。
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