嬉しいような悔しいような [過去エントリーの訂正・補遺]

TWELFTH NIGHTがbandcampで

Mannerisms -A Celebration of the Music of Geoff Mann / VARIOUS / 1994
gmtmann.jpg

を頒布開始とのことで、こりゃめでてぇなと。
このアルバムについては'18年5月23日の作文で書いていますが、
界隈のオールスターがGeoff Mannの遺した音楽を振り返るという
大変素晴らしい企画盤です。
'80年代ブリティッシュポンプロックの総括盤とも言えるアルバムなので
ぜひお薦めしたく…っておいちょっと待てぇ!
全24曲入り?なんだよCDより11曲も多いのか。
えーと…Brian Devoilら、現TWELFTH NIGHTのメンバーが
今般のDL版化に当たってGeoff Mannのアーカイブから
デモやライブを浚って新たにマスタリングしたんですと。
曰く、元のトリビュート盤に相対するコンパニオンアルバム的なものを
付け加えたかったのだと。
なるほど新しく追加された音源は全て元盤に収録された
カバーの原曲で、ふむ、これは確かに面白い試みですね。
とりあえずこれを聴けばGeoff Mannとその音楽が
どれだけ同朋に愛されていたのかが概ね分かるもんな。

本作が手軽に聴けるようになったのは結構凄いことで、
血眼でCDを探して手に入れた僕としては些か複雑な気分。
しかしまぁこれを機会にそろそろ我が国でもGeoff Mannを
きちんと再評価してみるのもいいんじゃないかと思います。



bandcampネタをもう一つ。

TWELFTH NIGHT同様PALLASもここのところ毎月
過去音源を頒布していたのですが、こちらはライブがメイン。
しかもオフィシャルブートを含むフィジカルリリースを数作まとめただけ、
みたいなちょっと乱暴なヤツが多かったので
あんまり食指が動かなかったのです。

The Journey to Atlantis / PALLAS
plstjunytalts.jpg

しかし今月は本作が出てきて、これは見(聴き)逃がせねぇわ。
アルバム〝The Sentinel”に関連する夥しい数の音源をまとめたものです。
既発のソースについても新規デジタイズなどの手間を掛けているようで、
ラフミックス→デモ→アイディアの断片(とは言えそれぞれ結構な尺)へと
遡っていく構成は…まぁこれは個人的には逆の方が良かったかも。
そしてトータル53トラック、総尺5時間半を超えるボリュームは
さすがにちぃとばかり(いやw相当に)ヘヴィですが、
それでもやっぱり好きな人(ex.僕)には堪らないアーカイブですよこれは。

因みに〝The Sentinel”('84)については'13年12月17日に、
同ラフミックスについては'15年9月14日にそれぞれ短く触れています。
こちらは僕が書くまでもないと思い余り熱量が感じられませんが、
勿論大好きなアルバムなのですよ。
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