後半だんだん良く分からない話になってきますが [日々聴く音楽]

3月18日に書いたClive Mittenの新作は
4月2日から無事配信を再開しています。
同日は今や恒例となったbandcamp Fridayで、
それに合わせてTWELFTH NIGHTのページでも
聴けるようになりました。
因みにフィジカルはそっちでしか買えないみたい。

と、細かい情報を補填しつつ。



No Air / PERFECT STORM / 2021
prfctstrmna.jpg

むむ、これは期待の大型新人登場って感じじゃないですか。
オランダ発、4リズム+ボーカル2人。
女性ボーカルのHiske Oosterwijkは
ジャズシンガーとしても活動しているようで
他にも複数のメンバーが
過去にアルバムを出しているみたいだけれど
いずれもプログレとは畑違いっぽいです。
唯一鍵盤のArd OffersはかつてGALAXYというバンドで
'90年代初頭に自主盤EPを出していて、
それが一番近い線かも知れません。



アルバム冒頭曲。
ロックのダイナミズム、そして溌溂としたメロディラインは
この曲に限らずアルバム全編に通底するもので、
まぁなにしろとにかくどれも曲が良いのだ。
作曲は主にギタリストGert-Jan Schurerの手によるもので、
しかし演奏面で必要以上に出張って来ないのは
飽くまで楽曲重視という主張が見(聴こ)えて大変好ましいですな。

メンバーの流動性などバンドとして継続出来るのかについて
少しく不安な点もありつつ、この先大きな期待の出来る
デビュー作ということで間違いありません。



-もうひとネタ。
IN SOLITUDE('11年6月3日、'13年9月3日 他に作文)の
解散後、それぞれのメンバーは今ナニしてんだろう?
ってのが突然気になりだして色々辿っていたのです。
概ね大体はIN SOLITUDEの最終作〝Sister”('13)の
方向性を更に突き詰める形でメタルから離れていったようで
具体的にはYouTubeでPAGAとかMAGGOT HEARTって入力して
検索すれば出てきますけれども、まぁそれはそれとして。

ここで抜き出すのは
ギタリストの片割れHenrik Palmについて。
この人GHOSTのネームレスグールズの一員として
活動していたんですね。
しかし例の訴訟(ここではまるっと割愛)で揉めて、
暫く間が空いて去年出したソロ作は…



まぁ嫌いじゃない(どちらかと言えば好き)ですけれども
その時の心持ちによっちゃ
あまり積極的に関わりたくない音楽かなぁ、と。

いやいやいや、じゃあお前なんでそんなん書いてんだよ!?
と申されれば

Black Spell / BLACK SPELL / 2020
blckspltape.jpg

これです。
Staffan Tengnerという人がやっている
オカルト/ホラーテイストな
インストプログレの3曲入りデビューEP。
フィジカルはカセットテープ50本のみということらしく
うーんそんなん言われましても…って感じですが。
で、本作にHenrik Palmが1曲客演しているのです。

これがまぁ、うらぶれたB級感が溢れ出ていて堪らんのですよ。



本人が全曲上げてるから(配信版もドネーションスタイルだし)
まるまる貼っちゃいましたが、あ、僕ちゃんと払いましたよ。

この、なんつーの、
みんな知らんだろうけど俺これ見っけちゃったもんね!
的な嬉しさってのがなんだかとても久し振り、
かつ懐かしい感覚でちょっと心躍ってしまったのです。

よくよく考えてみれば実に大人げない話ですみません(苦笑)。
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