出るたびに良くなる [買い直し盤]

地球が割と本気で人類を滅ぼそうとしている気がします。
うん、なんかね、結構真面目にそう思っているのです。
まぁ、だからなんだ?って話ではありますが。
どの道なるようにしかならねぇもの。
えーと、おかしな導入で申し訳ない。



ーで、これも毎度の如く
作文のネタ詰まりを助けてくれるのはやっぱりDEMONだったりします。
実にジャストなタイミングで頭2枚が本家SPACED OUT MUSICから
新規再発されましたのよ。

Night of the Demon / DEMON / 1981
demon001.jpg

アルバム本編10曲は'20年の新規リマスター。
'02年版よりも更に音量が出ています。
Chris Ellisのベースって歌心があるよなぁ、と再確認したりして。
加えて選りすぐりの3曲がリミックスされてボーナス収録。
演奏の生々しさを押し出したミックスはなかなか狂暴なサウンドですが
やはりメタルと言うには大分上品で、
これは紛うかたなき鑑賞型のハードロックです。
いやぁ、それが堪らなく良いのですけどね。

The Unexpected Guest / DEMON / 1982
demon002.jpg

一方2ndの方はアルバム1枚丸ごと全部を'20年リミックス&リマスター。
これが実に、決定版的仕上がりで大変素晴らしい出来。
1stの3曲と同様ロウなサウンドメイクを主眼に置いたリミックス、
しかしAndy Richardsのキーボードを
(バッキングに至るまで)ちゃんと聴こえるようにリバランスしたことで
アルバム全体の印象はかなり違ったものになりました。
メロディメイン(リフメインじゃない)で劇的に展開するスタイルは
既に次作〝The Plague”('83)とかなり近い線を狙っていたのだな。
NWOBHMの流れにあってこのバンドが相当な異端であったことは
最早論を俟たないと思われます。
そして次作のようなストーリーアルバムでない分
個々の楽曲が粒立っているからアルバム全体のコントラストが明瞭で、
うーむ、こりゃあ代表作度3倍増しくらいはあるんじゃないかと。

僕のベストが〝The Plague”であることに変わりありませんが
DEMONはまず最初に何を聴くべき?と問われれば
本作このバージョンと答えざるを得ませんねぇ。

従前版との見分けは簡単、今回の再発は外装デジパックで
ジャケット表のタイトル下にリマスター、リミックスの表記があるので
すぐ分かります。
あわよくば3~6枚目も新たにリミックスしてくんねぇかな…と、
そんな欲目も出てきてしまいます。
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