驚きの復活 パート2 [新譜]

えっ、またパート2?ってな感じですが。
だってふいにこんなの ↓見つけちゃったんだもんよ。

Hard Case / ROGUE MALE / 2021
rgmale hdcs.jpg

'21年の暮れに出ていたらしく、
僕としたことが1年以上気付かぬままだったと。

-あ、パート1はこちらです。
13年も前の作文なので今とはややスタイルが違いますが。

前作“Nail It”('09)リリース後に
かつての盟友John Fraiser-Binnieと再合流したJim Lyttleですが
バンドとしての活動状況と言えば
'17年のライブ映像がYouTubeで確認できるくらいで
他はほぼほぼ聞こえてきませんでした。

なので新譜って言われても全然ピンと来なかったのですが
長期にわたってコツコツと新しい曲を増やしていたみたいです。
そして…おいこりゃなかなかイイんじゃないかぇ?

上記John Fraiser-Binnieは勿論のこと、
2ndアルバム“Animal Man”('86)でベースを弾いていたKevin Collier、
そしてドラマーには1stで演奏したSteve Kingsleyと
2ndのDanny Furyの2人を客演に迎えての録音ということで
これをクラシックラインナップの復活と言っても
あながち間違いではないんじゃないかと。
アルバム総体としても概ね“Animal Man”に近い雰囲気で、
こめかみに青筋立ててブチ切れるが如き
あのROGUE MALEが遂に帰って来た!って感じです。

前作に聴かれた横揺れブルース風味も幾らか含みつつ、
全体の印象としてはもっとアグレッシブで、
咬み付くような狂暴さが支配的です。



ややテンポを抑えたブギーであってもあんまり跳ねる感じが無くて、
直線的な演奏と無機質なサウンドが実にROGUE MALEらしい。
あー、考えてみればこのバンドのサウンドメイクって
初期EXCITERに通ずるものがあるよな。

前作に疑問符を浮かべた古株の聴き手もこれならバッチリ楽しめます。
フィジカル含めて完全手売りっぽいので
デジタルDLするのが手っ取り早いかと。



ちょっと量が足りない感じなので
幾つか貼ってお茶を濁しておきましょうかね。



先日貼ったのに続いてTANITHの新曲。
まぁ確かにこの手の曲はSATANではやれないですよね。





-あ、WYTCH HAZELここでは初めてかも。
なんか他の話題で引き合いに名前だけは書いた気もしますが。

NIGHTやHORIZONTといったスウェーデン勢がカジュアルなダサさで
古き良きハードロックを体現しているのとは対照的に
頑固一徹になりきりコスプレスタイルを貫くその姿勢や良し。
まぁこのバンドのアイデンティティだから
今更どうこう言うのも野暮ですが、いやー糞ほどダサいよな。
あ、これ凄く褒めているつもりです。



なんか期せずしてオールドスタイルに偏っちゃいました。

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