お察しの通り(?) [新譜]



先週末から ↑コレ始めちゃったので音楽自体あんまり聴いていないのです。
なんつうか、なんつうの?Fallout 3以来、久々にベセスダのゲームに激ハマり。
この、ズブズブと足を取られていくようなぬかるんだ没入感が堪らんのですわ。



ーなどと言うていても詮方ないので短めに。

Hypnagogia / PIXIE NINJA / 2023
pxnj3.jpg

前作で僕を虜にしたノルウェー産バンドの3枚目。
これまた見事に前作を超えてきたので大層嬉しくなっちゃったのです。
前作にあってはやや抑制されていたユーロロック的リリシズムが
幾らか解放されたことで単純に音楽としての分かり易さが増したこと、
一方でサウンドテクスチャーは大幅に現代側に寄せてきており
オールドスクールなインストゥルメント(メロトロンだの管楽器だの)との
ミクスチャーは特異なアウトプットを形成しています。
まぁこれを一言に要約すると「オリジナリティ溢れる」ってことになりましょう。

僕は前作についての作文でGOBLINの名前を書きましたが、
それはPIXIE NINJAがANIMA MORTE辺りの流れに属するものとして
整理できるのではないかと思っていたからですが
もはやそんな単純な解釈では収まらない処へ飛躍していると思います。
或る切り口から見れば今最もプログレッシブな音楽と言い換えても
あながち間違いではないんじゃないかと…んー、まぁそこまでではないかw



しかしこのベクトルを徹底的に突き詰めていけば
いずれこの人達がプログレの特異点たりうる可能性ってのは、
それは否定できないと僕は考えるのです。

なにしろ本作が現代型オカルトロックの
先鋭的ポジションに位置しているのは間違いなく、
僕はそういうのが大好物なのよ。

前作はH.P.Lovecraftから題を採った曲がズラリと並びましたが
本作はそこまで具体的という訳ではないようです。
しかし「半覚醒状態」というアルバムタイトルにはやはり
(メンタルな部分に訴えかける)そこはかとない不気味さが漂っていて、
僕はふと木々高太郎の名前を思い出したりもしました。
勿論この人達が木々高太郎を読んでいる筈もないでしょうが。

フィジカルはレコード、CD共に数は限られているようですが
1stアルバムが暫く間を置いて再生産されている事実に鑑みても
そんなに慌てなくても大丈夫な気はします(勿論断言はいたしませんが)。
コメント(0) 
共通テーマ:音楽

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。