2人とも70超え [新譜]

遡ること3年前、僕は
この人もそろそろキャリアの総括云々…
なんて書いてしまった訳ですが、いやもうホント申し訳ありませんっ。

i/o / PETER GABRIEL / 2023
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今年の頭からポツポツと(概ね月イチで)新曲が発表され、
年末12月にそれ等をまとめて新作アルバムとしてリリースしますよと。
現状まだ発表されていない11、12月分を併せて全12曲。
更に面白い試みとしてSpike Stentによる「ブライトサイドミックス」、
Tchad Blakeによる「ダークサイドミックス」を併売するのですと
(CDは2枚組、DL版も両ミックスをセットで頒布)。
米国の超メジャーどころを数多くプロデュースするSpike Stentと
捻くれマニアックなミュージシャン達に好んで起用される
Tchad Blakeの対比ってのは非常に興味深いですな。

パッと聴いた感じ、やっぱり僕はダークサイドが好みのようです。



しかしなんつうか、どの曲も物凄く良い。
リズムセクションはManu KatcheとTony Levin、
そしてギターがDavid Rhodesだぜ?あ、あとEnoも。
馴染みの凄腕と、ってのがまた僕を興奮させるのだ。
そんなのさぁ、そんなのイイに決まってるわぃな。
いやーコレ2023年の最後に途轍もないのが出ちゃう感じですよ。



Moving Fragments / ACQUA FRAGILE
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前のアルバムは…'17年だから6年振りということになりますか。
Bernardo Lanzettiとリズム隊は前作同様オリジナルメンバー、
ギターとキーボードが入れ替わっております。
Bernardo Lanzettiがメインで作曲しているのは変わらないと思われますが
新しい鍵盤奏者がそこそこ絡んでいる様子も伺われ、
やはりノスタルジックではあるもののキーボードサウンドの多彩さが
かなり前面に押し出されている印象です。
極々私的な好みとしては前作の素朴なサウンドに
よりイタリアンカンタウトーレとしての魅力を感じますが
プログレ観点ではやはり本作に軍配が上がると思います。

Bernardo Lanzettiはまだまだ張り艶のあるボーカルを唸っており、
やっぱりずっと現役で歌い続けるってのは凄いことだなぁ、と。
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