本格的に目が痒い…僕は目薬よりアイボン派 [シリーズ作文]

前回MIDNIGHTとPROFESSOR BLACKの名前を並べたのは、別に



これに誘導したかったからではありません。
'18年リリースの7"シングル。
B面はMOTORHEAD“No Class”のカバー…とか書くからダメなんだよな。



ってな話から本題へ。

シリーズ作文 盤無き好作 その5

Out of Exile / NOTION BLUE / 2024
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米国コネチカット州から、トリオ編成のバンドによる2作目です。
BarbiとChaseという2組の兄弟が高校時代
一緒にライブをやっていたというのが大元だそうで、
しかし当時はパーマネントなバンドではなかったのだと。
で、'18年にBarbiブラザーズの一人が亡くなってしまったのを機に
残った3人がその死を悼んで結成したのがNOTION BLUEで、
最初のアルバム“The Son, The Liar, and The Victor”('20)は
亡くなった兄弟へのトリビュート作だったとのこと。

6年振りの発表となった本作は旧約聖書に題を採った9曲なんだって。
正直個人的には聖書とかはちょっと、いい加減勘弁してぇ…
なんて思ったりもするのですが、聴く前から分かっていれば
ハナから歌詞に注目しないという選択が出来るのでまぁ、それはそれで。
こういう時外国語だといいよね。
無意識にメッセージが脳に届いちゃうということがないから。

全般に硬派なロック成分はLuke Chaseのギターに拠るところが大きく、
曲によってはもっと古臭いブルースやカントリー的な要素が混じる
(ボトルネックギターが出てきてギョっとしたりします)辺り
実にアメリカっぽい感じです。
多分Luke Chaseって人はプログレメタルも有りで、
Max Barbi(キーボード)はあんまり…って感じなのではないかと。
しかしなにしろ総じてこれをプログレとして聴くことに抵抗は少なく、



うむ、これは全然アリな訳です。
レコーディングではギターとベースが兼務となっています。
これ、もしライブやったらもっとロッキンなノリになるんだろうな。



アコギのドライなトーンもやっぱり
なんとなくアメリカって感じよね(偏見)。
しかし3声のコーラスワークを含めて
プログレ的アレンジをよく分かっている人達という印象で、
多少他の要素が混じっても
そんなにブレている感じがしないのはさすがだと思います。

これもまた良く出来ているのは間違いのないところですわ。

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