かなり無理矢理書いている [日々聴く音楽]

雑誌、MARQUEE MOON付録のソノシートについては
以前ほんの一言触れましたが、それ以降もこつこつと蒐集を続け
国内ミュージシャンを収録した盤は一通り揃えることが出来ました。
しかし結局のところ元々持っていたVol.5~Vol.7の3枚が圧倒的に面白く、
中でも特にカッコ良いのはやはりプログレ時代のPHAIDIAで
これの鍵盤奏者が今やアヴァン系評論家の坂本理だというのはかなりの驚きです。
PHAIDIAはその後メンバーを入れ替えてゴシックロック
(…ポジティブパンクってのはもはや死語でしょ?)化する訳ですが、
吉田達也が加わる前の方がプログレだったというのもまた
なんとも言えない不思議な話ですな。

同等に印象深いのはPNEUMA。
だいぶ後になってリリースされたCD

Psychabuse / PNEUMA / 1995
pmum95.jpg

に収録されているのは'79年~'85年に録音されたものですから
ソノシート('82年)と同じ時期の楽曲ということになります。
しかしそれらを並べて聴いてみても
ソノシート収録曲「滅びの塔」は飛び抜けて面白い。
これには多分幾つかの理由があって、
ひとつは7"レコードというメディアの制約によって曲(の尺)が
比較的コンパクト(それでも約7分ありますが)であること。
CD収録曲は一番短くても10分弱なので結構違います。
そして客演で参加しているボーカルの存在。
特段のクレジットはありませんが、いかにも前衛演劇的かつ修辞学的な詠唱は
この曲を古き善き昭和アングラの逸品に押し上げていると思います。
完全インストゥルメンタルだとあまりにもKlaus Schulzeそのままなので
ちょっと差別化が苦しいのです。

…枕のつもりが中途半端に長くなるいつもの良くないパターンw



なんでぇ?ってくらい唐突にWOLFSBANE('94まで)を聴き直しています。
僕はIRON MAIDENの“The X Factor”('95)や
“Virtual XI”('98)だって割と好きなのですけれど
Bruce Dickinsonが歌う“Sign of The Cross”を聴いちゃうと
やっぱり断然そっちの方がイイ訳で、
ホントにBlaze Bayleyってのは不憫な歌い手だよな。

WOLFSBANEってのは英国のバンドとしてはちょっと特殊で、
なんせデビューアルバムはDef Americanからのリリースですから。
まぁこれRick Rubinの慧眼によるのですが、
アメリカ受けするタイプとはやはりどこかが違ったようで。
“Down Fall The Good Guys”('91)辺りは
だいぶ寄せに行っている感じですが
同じ年にNIRVANAの“Nevermind”が出ちゃってるので、
うん、そりゃ厳しかったでしょうね。

なんというか、出てくるのがちょっと遅かったのかなぁ。
いいバンドなのですけどねぇ。

再結成以降は全く聴いていませんが
初期のカタログは全てリマスターして再発してもいいと思うのだよ僕は。
SONYはまずやらないでしょうけどね(溜息)。
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