ちょっと先の話と凄く昔の話 [日々聴く音楽]



やけにいいペースで新譜出してくるじゃん
…と思ったらコレ、蔵出し音源の総浚え盤なのね。
概ね'78年から'83年の間に録音された
未発表デモやリハをデジタイズ(AIによるトラック分離も)して
一部を再録音の上ミックスし直したものらしいです。
1曲だけ新しめの(言うても'16年の録音でBEATLESのカバー)がありますが
それ以外は当然Bouchard兄弟や故Allen Lanier在籍時の演奏で、
今般の蔵出しに当たってはBouchard兄弟もオーバーダブに参加しているのですと。
一方Richie Castellanoはプロダクション面で大いに貢献しているようで、
新旧メンバーが一様に関わっているというのはとてもイイ感じですな。

スタジオ盤で言えば“Mirrors”('79)から
“The Revölution by Night”('83)の時期と言うことで、
これは僕にとってのBOC黄金期なので当然愉しみだよね。

4月中旬リリース予定。
国内配給レコ社の宣伝を読むと
なんか純然たる新譜と思っているのかな?
BEATLESのカバーを特記していますが、いやそこはMC5
(“Kick Out the Jams”のスタジオ録音)を挙げておくべきじゃないのかぇ?
-と、まぁ、きっとBOCのこと良く知らないんだろうな…
というのがバレバレの商売でちょっと悲しいですよ僕は。



なんて言う話から一足飛びに

Killing Time / MASSACRE / 1981
mscr kltm.jpg

昨夜無性に聴きたくなりましたが、
あれ?俺これ持ってたっけ??
とCD棚を漁ること暫し。
'05年の紙ジャケ再発盤が端っこの方にひっそりと鎮座しておりました。

これはねぇ、リアルタイムではもう、全く興味の湧かなかったアルバムですよね。
大体においてHENRY COWを聴いた時点で
こんなの訳わかんねぇよ…
って言ってた中学生にRiOの敷居はやっぱり、相当高かったのだ。

当時出来たばかりのdisk union国立店、
「反対派ロック」のエサ箱に新譜として堂々と刺さっていた1枚は
Fred Flithが米国の気鋭ミュージシャンと組んだ新バンドということで
かなり話題のアルバムだったのですが、僕は勿論スルーしました。

で、そんな僕がこのアルバムを聴いた切っ掛けは



4人編成当初の迷走期、本作をプロデュースしたのがBill Laswellなんですね。
Bill Laswellと言えばTHE STALINの“Fish Inn”('84)だろ!?
ってなもんで、そこから更に遡ってみたら
あっ!MASSACREのベースってBill Laswellだったのね、という事実。
これ、中古盤LPがそこそこ高かった記憶があります。

結果、丸っきり普通に聴けちゃいましたよね。
更にはHENRY COWもMASSACREに較べたら全然聴き易いじゃん、とw
まぁ好き嫌いで言えばそこまで好んで聴く類のものではなかったですが。
実際カンタベリーミュージックを好んで聴き込むようになるのは
更に後のことなので何かを偉そうに語れるものではございませんです、はい。

なんで急にこれ聴きたくなったのかなぁ。
レコードで言うところのB面は俺、実はあんまり聴いていなかったのかも…
という再発見はありましたが。
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