次の土曜は土用の丑か… [新譜]

鰻、暫く食べてないなぁ。

PRISMの“Nothin' Unusual”が届きました。
オリジナルのレコードは確かシングルジャケットだったと
記憶していますが…まぁいいか。
PP加工で艶っつやの質感が非常に懐かしく、
うーん、これこれぇ!と声が出てしまいました。
中身については以前書いていますから特に無し。
-ということで本文に続く。



Out of Order / PERSPECTIVE VORTX / 2019
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バンド(プロジェクト)名がちょっとアレだなぁ…
(飽くまで個人的な感想として、ね)という第一印象。
しかしブラジル産のRiO(デ・ジャネイロじゃなくて)
サウンドという物珍しさが勝って
つい手を出してしまったのです。
その実なんだか物凄く分かり易く抒情的なメロディが
そこかしこに聴かれるので
あんまりカンタベリーって雰囲気がしないのです。
しかしこの美しいメロディはやはり大変魅力的で
あぁ、さすが南米産だなぁ、という納得感で一杯です。

アルバム収録の5曲全てが耳に残ります。
総尺45分というのも程良く聴けるサイズです。
トータル、結構な変り種であることは間違いないと思いますが
これを個性的な魅力に溢れていると
言い換えることも出来る訳で、
勿論僕としては肯定的に捉えたいです。
なかなか面白い人が出てきたもので先がちょっと楽しみです。



Reincarnation / TOMPOX / 2019
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6年振りにリリースされた3枚目。
ジャケットデザインが毎回同じで
正直面白くないという素直な感想もありつつ。

元々SOLARISの衣鉢を継ぐという初志から
スタートしたバンド(?)でありますが
こちら6年間のお休み中に本家SOLARISが
(よりにもよって)「火星年代記」の続編をもって
復活してしまい、しかしそこには当のPocs Tamasの名前が無く
おやおやコレどうなるんだ?と思っていたのです。

果たして、本作においては意識的に
アウトプットの幅が少しく拡げられていて
本家との差別化を図っているように感じられます。
具体的にはフュージョンスタイルの楽曲アレンジや
ブラスセクションの導入ですね。
サウンド面でもエコーを抑え、
演奏のライブ感を前面に立てているのが興味深いところ。



上掲の通り沸き立つフルートや
洪水の如きアナログシンセサウンドといった
従来の魅力も勿論備えつつ、の話なので
全般に大きな違和感はありませんが、
やはり前作までとはちょっと違うと思いました。
“Reincarnation”というタイトルも感慨深く、
あー、好き嫌いで言ったら勿論好きに決まってらぁ。
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