雨はともかく(梅雨だし)、風が強いのは勘弁して欲しいのだ [日々聴く音楽]

1991年のメロトロン ↓



毎度、急に聴きたくなった訳ですよ。
J Mascisとメロトロンという組み合わせがなんというかこう、
なんて言ったらいいのか分かりませんけれども。



Paul Chapmanが亡くなったそうで、
どうせ巷間殆ど話題にゃならんでしょうから
ここで軽く触れておきます。



中途半端で収まりの悪かったバンドの音楽ベクトルを
スッパリとシンプルなロッケンロールに向けたのは
紛れもなくPaul Chapmanであり、
このアルバムがあるからWAYSTEDというバンドは
今も鈍色に輝いているのです
(WAYSTEDについては'11年9月27日の作文に書いています)。

The Good The Bad The Waysted / WAYSTED / 1985
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ああ、コレずっと廃盤なんだねぇ。
僕はMFNのオリジナルレコード(まだ実家にある筈)と
ポニキャンの国内盤CD('94年再発)持ってるからいいけど。
要するに再発しないかな?と願うほどではない、と…。

-故人の冥福を祈って、合掌。



先日書いたPOLIS(…ややこしいな。THE POLICEじゃなくて
4月27日に書いたドイツのバンドの方ね。)と同系統で
面白そうなバンド(ノルウェーのSHAMAN ELEPHANT)が
出ていたのでそれっ!と飛びついたのですが、
一緒に買った別の1枚がもっと興味深かったのです。

Fiasco / ROMAN ODOJ / 2020
rmnodjfsk.jpg

※ジャケットに記さたタイトルは〝Fiasko”ですが
 収録曲名やDiscogsの表記に沿って〝Fiasco”としています。

ポーランドのギタリスト、Roman Odojによる初めてのアルバム。
曲によってリズムパターンにそれなりの幅があるので
少しくとっ散らかった印象もありつつ、
概ねプログレ/スペースロックってことで間違いないかと。

東欧産らしい冷ややかな聴感と楽曲が醸し出す控え目な抒情性が
大変上手くマッチしていて非常に心地よいですなこれは。
演奏、歌唱の各パーツは総じてオールドスクールなれど
同時にリズムの多彩さ(当たり前にスラップしたりフレットレスに持ち替えたり、
とにかくベースがやたらと巧いのよ)と
サウンドエンジニアリングでモダンな雰囲気も創出していて
ちょっと聴き慣れない新しさとでも言いましょうか、
うーん、これは物凄く僕好みですぞよ。



昨年のTONY PATTERSON-DOUGH MELBOURNEに続いて
僕の新しいお気に入りです。
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